『Apex Legends』ユーザー投稿の“ローバ改善案”に対し、開発者が反応。戦術テレポート「盗賊の相棒」やパッシブ透視能力の使い勝手は向上するか

『Apex Legends』ユーザーがレジェンドのひとり「ローバ」に対し“改善案”を投稿したところ、開発者が反応を返し話題となっている。「盗賊の相棒」やパッシブ透視能力の使い勝手は向上するのだろうか。

『Apex Legends』ユーザーがレジェンドのひとり「ローバ」に対し“改善案”を投稿したところ、開発者が反応を返し話題となっている。女泥棒ローバが実装されてからひと夏が過ぎようとしているものの、その性能の賛否は分かれるところだ。特に議論の的となっているのが戦術アビリティ「盗賊の相棒」の使い勝手だろう。

盗賊の相棒は、ジャンプドライブ・ブレスレットを投擲することで任意の場所にテレポートできる移動系の能力だ。機動力を高めるという点で有利にも見えるが、実際のところその使い勝手はかなり癖がある。最大の難点は、アビリティを使ってから瞬間移動が完了するまでに時間がかかることだろう。投げたブレスレットが目標地点に落下するまで数秒のギャップがあるため、緊急回避にはやや不向き。しかもテレポートまでの間ローバはその場で「歩く」以外に何もできなくなるので、非常に無防備な状態になってしまう。ほか、持ち前の審美眼で周囲のレアアイテム(紫以上)を可視化するパッシブアビリティ「アイフォークオリティ」も今ひとつ物足りないとの声がある。高レアリティのアイテムしか見えないことが仇となり、シールドバッテリーや医療キットなど基本的な必要物資が見つかりにくいのだ。


そこで海外掲示板RedditユーザーTeeJayKnightly氏は、これらの問題を改善する案を投稿した。まずは「盗賊の相棒」について、ブレスレットを投げている間も通常どおり回避行動を可能にすること。そしてテレポート中も任意のタイミングでキャンセルや再投擲ができるようにすること。移動のためのアビリティにもかかわらず、発動時に移動力が下がってしまうことがローバの使用率を下げていると同氏は考えている。同時に「アイフォークオリティ」にもひと工夫を提言した。「高レアリティのアイテムだけ透視」するモードと「全アイテムを透視」するモードをいつでも切り替えできる機能をつける、という案だ。

この提言が投稿されると注目が集まり、やがてRespawn Entertainmentデベロッパーのひとりから反応が返ってくるまでになった。「いずれはやるべきことだとは考えていますが、戦術アビリティの調整についてはとても慎重に捉えています。初期のテストでテレポートがもっと素早く、あまり気づかれずに使えたときに、どんなふう(に強力)だったかを覚えているからです」と語るのは、デザイナーのDanielZKlein氏だ。

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盗賊の相棒のバフに対する懸念を表した同氏は、ローバのアルティメットアビリティ「ブラックマーケット」の仕様についても触れた。こちらは付近に散らばるアイテムをふたつまで手持ちにテレポートさせられる、収集に特化した能力だ。しかしDanielZKlein氏によれば現状、アルティメットを発動させられるタイミングまでにはチームが装備を整えてしまい、あまり恩恵を感じられない問題があるという。「次のパッチまでにこの課題に取り組もうと考えています」と同氏は伝えている。

盗賊の相棒については、かつてパスファインダーの移動アビリティが猛威を振るい調整された経緯もあり、なかなか適切なラインを見極めづらいのかもしれない。アイフォークオリティに関しては直接触れられていないものの、「ブラックマーケット開店遅すぎ問題」と合わせて改善はあるのか気になるところだ。華麗な盗賊が戦場で真価を発揮できる日はくるか、今後も注意して見守りたい。

Yuki Kurosawa
Yuki Kurosawa

生存力の低いのらくら雰囲気系ゲーマーです。熾烈なスコアアタックや撃ち合いを競う作品でも、そのキャラが今朝なに食ってきたかが気になります。

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