シュールな腹筋ゲーム『My Exercise』PC/iOSにて本日配信開始。小太りの少年となって、さまざまな動物たちと過酷なエクササイズに励もう
パブリッシャーのPlayablesおよびNew Deerは本日8月27日、『My Exercise』の配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam/itch.io)およびiOS。価格はPC版が310円(itch.ioは2.99ドル)。iOS版が370円だ。本作は、シンプル操作でなめらかなアニメーションを楽しむ腹筋ゲームである。
ゲームの中心人物となるのは、丸刈りで小太りの少年。プレイヤーは少年を操作し、エクササイズを試みる。メニューは腹筋のみ。スペースキーを押すことで少年が上体を起こし、腹筋回数がカウントされていく。ひたすら腹筋を続ける過酷なエクササイズを、手厚くサポートしてくれる相棒も存在する。一匹の秋田犬だ。犬は少年の下半身をまたいでおり、犬の身体に頭が届く位置まで上体を起こせばベストな腹筋になる。勢い余って犬の身体に頭を沈み込ませても、犬は優しく、無表情で受け止めてくれる。
腹筋回数が50回近くになったあたりで、さすがに少年も疲れてしまい、動きが鈍くなってくる。そこへ応援に駆けつけてくれるのが、水を持ったクマだ。疲れた少年に水を優しく口へと運びながら、エクササイズを見守ってくれる。クマ以外にも、少年の隣で共に腹筋する2匹のヒツジ、腹筋の動きにあわせて首をせっせと動かすアシカ、犬の身体に猛烈な勢いで突撃してくる子犬など、さまざまな動物たちがエクササイズを応援してくれる。本作はゲームを中断した場合でも、次回起動時には腹筋回数を引き継いでプレイできる(リセットも可能)。腹筋回数に応じた隠し要素もデリケートに隠されているようなので、毎日腹筋をして探してみるといいだろう。
本作は、アニメーション作家である和田淳氏や個人クリエイターの薄羽涼彌氏、土居伸彰氏を代表とするアニメーション制作・配給会社のNEWDEERによって、クオリティ高いアニメーションが収録されている。スイス・チューリッヒに拠点を置くインディースタジオPlayablesも制作に協力。Playablesは以前、コンセントのような人間を抜いたり挿したりするシュールなインタラクティブ・アニメーション作品『プラグ・アンド・プレイ』を制作している。本作も同様に、オリジナリティあふれる奇抜な世界観が、なめらかなアニメーションによって表現される。この手のシュールな作品を好む方は、ぜひプレイしてみてほしい。