Valveは8月26日、『Left 4 Dead 2』向けアップデート「The Last Stand」をPCにて配信することを発表した。「The Last Stand 」は『Left 4 Dead 2』のコミュニティが作成したコンテンツであり、Valveから公式にアップデートとして配信される。現在ティザートレイラーも公開中だ。
『Left 4 Dead 2』は大量のゾンビをなぎ倒し、ステージの出口を目指すCo-op型のFPSだ。2009年に発売されてから10年以上に渡り根強い人気を誇っている。ファンによるModの制作も活発に行われており、Steamのワークショップには大量の追加シナリオや武器が並んでいる。「The Last Stand」も熱心なコミュニティによって作られたコンテンツだが、公式にValveからリリースされる予定だ。
トレーラーでは霧が出ている夜に乗り捨てられた車が映り、埠頭と崖の上に建つ灯台が示されている。映像を見る限りではアップデート「The Last Stand」の舞台は、シリーズ1作目『Left 4 Dead』のマップ「The Lighthouse」に見える。こちらは『Left 4 Dead』ではサバイバルモード専用のマップだった。
ゾンビの襲撃からできるだけ長く生き残るのが『Left 4 Dead』のサバイバルモード。このサバイバルモードに登場したマップの名前が「The Lighthouse」だ。そしてシナリオ名が「The Last Stand」だった。このモードでは、4人の生存者が崖の上の灯台に籠城し、限られたリソースをもとにゾンビの群れを倒していく。ゾンビから生き残った時間に応じて、称号が与えられる仕組みだ。「The Last Stand(最後の抵抗)」の名前のとおり、生存者は全員が死ぬまで戦い続けることになる。
ややこしくなるが『Left 4 Dead 2』には、今回Valve公式から配信されるアップデートと同名の「The Last Stand」というModも存在する。2016年に公開されたこちらのModは、Steamのワークショップからサブスクライブして今でも遊べる。570人が評価し、星5つという人気のModだ。『Left 4 Dead』に登場した「The Lighthouse」を、『Left 4 Dead 2』へ移植したものだ。このModでは『Left 4 Dead』に登場した生存者ビル、ゾーイ、ルイス、フランシスとしてプレイすることができ、オリジナルの霧に包まれた灯台の雰囲気も再現されている。
アップデート「The Last Stand」は『Left 4 Dead』のサバイバルモード用のマップ「The Lighthouse」を、Modではなく正式なコンテンツとしてプレイできるということだろうか。公式ページの情報によると、「The Last Stand」の詳細な内容は近日公開予定とのことだ。