「指輪物語」のゴラムが主人公の『The Lord of the Rings: Gollum』映像初公開。スメアゴルとゴラムの心の間で揺れるステルスゲーム

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Daedalic Entertainmentは8月25日、『The Lord of the Rings: Gollum』を新情報およびティザートレイラーを公開した。対応プラットフォームは、PS5/Xbox Series X/PC。発売時期は2021年だ。同作は昨年に存在が明かされた「指輪物語」(および映画「ロード・オブ・ザ・リング」)を原作としたゲーム。狡猾で哀れな生き物のゴラム(あるいはスメアゴル)を主人公とした作品であることや、スクリーンショットなどは明かされていたが、より詳細なゲームプレイが明かされた。

『The Lord of the Rings: Gollum』は、「指輪物語」の前日譚となる物語。プレイヤーはゴラムとして、自由を手にし、指輪の奪取を目指す。ゲームはオープンワールドではなく、それぞれのステージをクリアしていく形式。さまざまな打開方法があり、選択肢を探りながら進むような形になるという。

本作は、パルクールとステルスをかけあわせたゲームになるのだという。山を登ったり降りたりしながらも、身を隠すようなゲームプレイになることだろう。開発陣によると、『プリンス・オブ・ペルシャ』のようなゲームに近いとも。ゴラムはこっそりと敵を倒すことができるが、戦闘には大きなリスクがつきまとう。そもそもゴラムは肉弾戦より頭脳戦を好む。そうした背景を踏まえ、敵とどのように対峙するかが、非常に重要になるという。


では戦闘せずに、どのように立ち回るのか。漁ったアイテムや、地形の危険、また仲間との協力などを用いるようだ。物を投げたり、新たな仲間を見つけたり。仲間との関わりが、本作におけるナラティブな部分のひとつとしてあげられている。ナラティブは本作の目玉要素のひとつ。ゴラムは冒険を通じて、決断や葛藤に揺れるという。スメアゴルとしての穏やかな性格と、ゴラムとしての残忍な精神。ふたつの間で揺れるゴラムの内面が、描かれるわけだ。

そのほか、IGNでは原作を極めて重要視していることやゴラムを描く上でのこだわりなどが、開発陣によって語られている。Daedalic Entertainmentといえば、ナラティブ要素の強いアドベンチャーゲームづくりに定評のあるスタジオ。ゴラムを主人公とした同作では、どのような体験が提供されるのだろうか。

『The Lord of the Rings: Gollum』は、2021年にPS5/Xbox Series X/PC向けに発売予定だ。

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