『Fall Guys: Ultimate Knockout』 パッチノート公開。「チーム戦は同人数のときのみ」「ジャンプボタン配置変更」など嬉しい変更点いろいろ

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デベロッパーのMediatonicは8月23日、パーティーバトルロイヤル『Fall Guys: Ultimate Knockout』のパッチノートを公開した。アップデートは今週には実施される見込みとのことだ。修正内容は以下のとおり。

・ラウンド選択のアルゴリズムを微調整し、チームの人数がそれぞれ等しくなる場合のみチーム戦が選ばれるように

・観戦モードの際、パーティのメンバーを最初に観られるように

・(PlayStation 4版のみ)X/Y軸反転と感度設定をコントローラーオプションに追加

・「スライム・クライム」にて、動く障害物をつかむことができないように

・「ジャンプ・ショーダウン」にて、悪用防止のため形状を変更

・「ジャンプ・ショーダウン」にて、カメラのオート・パンを修正

・ゲーム内ストアで誤購入を防ぐため、購入確認画面を改善

・もっとも頻繁に起こる上位5つのクラッシュに対応

・一部のコスチュームのビジュアルを修正

・(PlayStation 4版のみ)非PS4 Proユーザー向けにUIパフォーマンスを改善

・日本向けにジャンプボタンの割り当てを変更するオプションを追加

・すべての対応言語において、トロフィー/実績名とキャプションが正しく表示されるように

・黄色チームのスピードに対するナーフを取り除きました(口外しないように)

チーム戦についての調整は待望のパッチといえるだろう。以前から、勝敗がチームメンバーの良し悪しで決まってしまう運要素が議論を呼んでいたチーム対抗戦だが、特に「1チームだけメンバー数に端数が生じてしまう」という問題は対処が望まれていた。いずれのゲームも人数がものをいうだけに、残り人数が9名しかいない状態で5対4の「フォールボール」対決などが選ばれると片方が不利になってしまうのだ。全チームが平等な状態でマッチングされるようになれば、団体競技に対するフラストレーションはある程度緩和されるだろう。

「スライム・クライム」の調整については、以前から報告されていた「wall clip」と呼ばれるグリッチに関する対策だろう。コース序盤にある押し出し壁をつかんでいると、収納された際にそのままコースの床下に入れるというバグが発見されている。そのままジャンプすれば一段上のコースへショートカットできてしまうため、裏技として一部で知られていた。おそらく今回のパッチでは、押し出し壁をつかむこと自体ができなくなると思われる。難易度が高いことで知られるミニゲームだが、禁じ手が封じられたことでさらに過酷なレースとなりそうだ。

「日本ユーザー向けのジャンプボタン割り当て機能」も注目すべき機能だろう。日本のPS4版ではジャンプボタンが「×」ではなく「○」に割り当てられているため、慣れないキー配置に混乱して落下するプレイヤーが後を絶たなかった。これは国内でのみ起きる問題で、海外版ではジャンプボタンが「×」に割り当てられている。新たな機能により、ジャンプボタンだけを慣れ親しんだ位置へ変更することが可能になりそうだ。このほかフレンドとパーティを組んでいる際は、観戦時に優先してフレンドの様子を観られる(これまではランダムで選択されていたため、いちいち探す必要があった)などQoLを上げる細かな配慮も行き届いている印象だ。

破天荒なイメージの強い『Fall Guys』だが、その運営はユーザーからのフィードバックを丁寧に拾い上げる姿勢に支えられている。リードレベルデザイナーのJoe Walsh氏が「3〜4年は本作の開発と運営を続けていきたい」と語っていたことから、今後も長期的な視野をもって調整が続けられていくだろう。

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