CoDシリーズ最新作は『Call of Duty: Black Ops Cold War』。実際の出来事から影響を受け開発中、詳細発表は“ゲーム内”で実施か


パブリッシャーのActivisionは8月20日、今年発売予定の『Call of Duty』シリーズ最新作について、そのタイトルが『Call of Duty: Black Ops Cold War』となること、そして8月26日に正式発表予定であることを明らかにした。新作のティザーサイトの情報から導き出された公式トレイラーによると、発表の場所は「Verdansk」。つまり『Call of Duty: Warzone』のゲーム内であることが示唆されている。

https://www.youtube.com/watch?v=zVSP9BM1o5Q

Activisionは今月初めに、一部メディアやインフルエンサーに謎の木箱を送付。その中には10枚のスライドとプロジェクターが入っており、そこからティザーサイト「pawntakespawn.com」の存在が明らかになった。サイトにはブラウン管テレビやビデオデッキなどが置かれており、定期的に新たなビデオテープが追加。同社は、このサイトは『Call of Duty』シリーズ最新作のティザーであることを認めていたものの、テープをクリックして映像を再生しても新作に繋がる直接的な情報は得られなかった。

しかし、テープ再生後にはビデオデッキのインジケータに数列が表示されることがあり、これを座標とパスコードと捉えることで『Call of Duty: Warzone』のゲーム内では、それまで固く閉じられていたバンカーに入ることができるように。テープの内容やバンカー内の情報からは、新作の時代設定などをうかがわせる情報が得られた。そして、本日8月20日に追加されたビデオテープでは、また新たなバンカーの扉を開けることに繋がり、今度は核ミサイルと思われる兵器が発見される。さらに電話番号と思われる数列なども見つかり、ここから上のティザートレイラーの存在が導き出されたのだ。

ティザートレイラーでは、元KGB職員で欧米に亡命したYuri Bezmenov氏へのインタビュー映像を中心に構成。ソビエト連邦は米国を弱体化させるため、慎重かつ段階的に計画を進めていると警告する内容だ。また、ベトナム戦争時のものと思しき戦場やワシントンDCの様子なども映し出され、新作は実際に起きた出来事からインスピレーションを受けて制作されたと表明している。そして最後に、正式タイトルとして『Call of Duty: Black Ops Cold War』のロゴを公開し、8月26日に正式発表することを明らかにした。おそらく米国時間のため、日本では時差の関係で8月27日になる可能性はあるだろう。

『Call of Duty』シリーズの新作は、『Call of Duty: Black Ops』シリーズを手がけるTreyarch StudiosとRaven Softwareが共同開発し、今年の第4四半期に発売予定とされている。ティザートレイラーが公開されたYouTubeの概要欄には、「Verdansk」という地名が正式発表予定日に添えてあり、『Call of Duty: Warzone』のゲーム内にて何らかの発表イベントをおこなうことが示唆されている。どのような形で『Call of Duty: Black Ops Cold War』が披露されるのか注目される。