PS4/PC『CONTROL』アラン・ウェイクが登場するDLC「AWE」のゲームプレイ披露。不死身になれるアシストモードなどの情報も
デベロッパーのRemedy Entertainmentは8月14日、『CONTROL(コントロール)』向けのDLC第2弾「AWE」のゲームプレイを披露した。放送にはクリエイティブディレクターのSam Lake氏とゲームディレクターのMikael Kasurinen氏も出演し、同DLCや同時配信予定のアップデートの内容について解説している。
『CONTROL』は、政府の機密機関である連邦操作局の本部オールデスト・ハウスを舞台に、主人公ジェシー・フェイデンが異世界の脅威に立ち向かうアクション・アドベンチャーゲームだ。今回配信されるDLC「AWE」は、本作として最後の拡張パックであり、Remedyの代表作のひとつ『Alan Wake(アラン・ウェイク)』と繋がりがある物語が用意されるとしてファンから注目を集めている。
「AWE」全体では4〜5時間のボリュームがあるそうで、今回は導入部分となる約15分間のゲームプレイが披露された。AWEとはAltered World Eventの略で、超自然的な力がこの世界に侵入した際に発生する出来事のこと。連邦操作局のリサーチセクターではそうした事件を扱っており、『Alan Wake』の舞台となった町「ブライトフォールズ」での出来事の証拠も保管されている。事件後、同作の主人公アランは「Dark Place」と呼ばれる次元に囚われてしまい、ジェシーはこの件について調べることになるという。
リサーチセクターは、かつて何らかの深刻な問題が発生したことにより、連邦操作局本部内にて何年ものあいだ隔絶された状態にある。映像では無人のオフィスを探索したのち、リサーチセクター内に侵入。ヒスとのバトルを繰り広げながらも、彼らとはまた異なる次元からの存在も見え隠れする。そのひとつには光に弱い暗黒の物質が挙げられ、『Alan Wake』でのゲームメカニクスを彷彿させる。また、アラン自身の姿が映し出される場面もある。
オフィス内で発見した書類では、失踪したアランに関する証拠資料をFBIから要求されたことを伝える内容が確認できる。そこには、要請してきたFBIエージェントの名が「アレックス・ケイシー」であることを訝しむ記述も。小説家であるアランの著作に登場する探偵と同じ名前なのだ。また、この書類やジェシーのセリフからは、アラン・ウェイクが本作の世界の中でも実在する人気作家であるという事実を、プレイヤーに強く印象付ける。
Sam Lake氏もまた、『CONTROL』と『Alan Wake』は同じ世界を共有する作品であることを認め、この「AWE」は「Remedy Connected Universe」の最初のコンテンツであるとコメント。同スタジオの今後の作品でも、こうしたクロスオーバーをおこなっていく計画のようだ。
今回の放送では、次回無料アップデートについても触れられている。こちらは「AWE」の購入の有無に関わらず全プレイヤーに適用される予定だ。内容としては、チェックポイントやコントロールポイントの追加のほか、オブジェクトを持ち上げて投げ飛ばせる超能力Launchの強化が挙げられ、Launchは最大3つまでのオブジェクトを同時に扱えるようになる。
さらに、アシストモードも追加される。オプションメニューから利用できるアシストモードでは、ジェシーや敵の攻撃力、エネルギーの回復スピードやリロード速度などを個別に設定可能。なんと、ジェシーを不死身にすることもできるという。開発元Remedyのストーリーテリングには定評があるため、本作が難しいと感じていたプレイヤーも、アシストモードを使えばすべてをじっくり体験できるようになるだろう。
『CONTROL(コントロール)』は、PS4/PC向けに国内販売中。DLC「AWE」と無料アップデートは8月27日配信予定だ。DLCでは『Alan Wake』と繋がりのあるストーリー以外にも、最大4個までリモート爆破できるスティッキーグレネードランチャーSurgeや、飛行しながらショットガンで襲ってくる新たな敵Airborne Ranger、本編で倒した4体のボスや灰皿の迷路を再プレイできるアーケード筐体、映像にてジェシーが着ていたスーツなどの報酬を得られるHordeモードといったコンテンツも追加される。