EAのサブスクサービスEA Access/Origin Accessが「EA Play」に名称を変更へ。既存のイベント「EA Play」も名前変更でややこしげ

 

Electronic Artsは8月14日、サブスクリプションサービスの「EA Access」と「Origin Access」の名称を、8月18日から共に「EA Play」に変更すると発表した。Origin Accessの上位プランである「Origin Access Premier」については、「EA Play Pro」となる。ブランドを統一してサービスを合理化することで、加入者がゲームをより最適な方法で楽しめるようにすることが目的だという。


EA Access/Origin AccessあらためEA Playは、現在PS4/Xbox OneおよびPC(Origin)向けに提供されているサブスクリプションサービスだ。月額500円ほど(EA Play Proは月額1644円)で、多数ラインナップされたEAのゲームが遊び放題になる。旧作が中心となるが、AAAタイトルからインディーゲームまでジャンルも幅広く取り揃えており、PC向けではEAが販売を担当するもの以外のインディーゲームもプレイ可能。ラインナップは随時拡充され、『ロケットアリーナ』のように新作が登場することもある。

また特典として、新作を発売日前からプレイでき、ゲーム本編やDLCを含むEAのデジタルコンテンツを10%オフで購入可能。タイトルによっては、加入者限定アイテムなどが用意されることもある。新作の先行プレイについては、EA Playの場合はトライアルという扱いとなっており、発売日以降も継続してプレイするなら購入する必要があるが、PC向け上位プランのEA Play Proなら購入せずプレイを続けられる。

ところで“EA Play”というと、2016年以降E3の時期にEAが毎年開催してきた独自イベントの名称と同じである。新作の発表や運営型タイトルの新情報などを、開発者へのインタビューを交えてファンに届けるイベントとして定着してきた。今回EA Access/Origin Accessがその名称を使うことになったため、イベントの方のEA Playは、今後は「EA Play Live」という名称に変更するそうだ。

少しややこしい状況ではあるが、今年のイベントは新型コロナウイルスの影響によりオンライン開催となったことから、生配信イベントを表すEA Play Liveに名を変えていた。その名称を今後も継続しながら、イベントもサブスクリプションサービスも同じブランドに統一して、同社のゲームを盛り上げていこうということなのだろう。


サブスクリプションサービスEA Access/Origin Accessの「EA Play」へのブランド変更は8月18日から実施予定。なお、EAは同サービスをSteam向けにも提供する予定で、Steamではまもなく登場すると案内されている。