ステルスアクションゲーム『ヒットマン3』PS VRへの対応が発表。三部作すべてのステージを一人称視点でプレイ可能に

 

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは8月7日、PlayStationプラットフォームの新情報発表・動画イベント「State of Play」を放送。この中で、IO Interactiveが手がけるステルスアクションゲーム『ヒットマン3(HITMAN 3)』の最新映像を公開し、本作はPlayStation VRに対応することを明らかにした。

『ヒットマン3』は、2016年に発売された『HITMAN』から続く三部作の最終章となる作品だ。本作にて主人公の暗殺者エージェント47は、長年コンビを組んできたダイアナ・バーンウッドや、古い友人であるルーカス・グレーと協力しながら、かつて所属していた組織プロヴィデンスのパートナーたちの抹殺を目指す。これは47のキャリアの中で、もっとも重要かつ私的な依頼だという。

本作には6つのロケーションが収録される予定で、その内のひとつはドバイであることが発表済み。建ち並ぶ超高層ビルが舞台となり、プレイヤーはあらゆる方法を駆使して施設に潜入し、変装などをおこないながら依頼をこなしていく。今回公開された映像では、そのドバイでのVRゲームプレイの一部が紹介された。パーティー会場となっている施設を訪れた47が、ターゲットの後を追い暗殺するまでの短いシーンだが、PS VRを使った一人称視点でのゲームプレイをイメージできる内容となっている。

VRでは、手に取るオブジェクトや、周囲のNPCの表情であったり反応を間近に見ることができる。そしてファイバーワイヤーで標的を仕留める際は、プレイヤーが自ら手にかけているかのような没入感を得られそうである。開発元のIO Interactiveは、VRで本作をどのように楽しめるのか、詳細の仕上げに取り組んでいるところだそうだ。たとえばフライパンを手に持って振る際には、好きな角度で振ることができるとしている。

本作には6つのロケーションが収録されると先述したが、前作『HITMAN 2』と前々作『HITMAN』のステージをリマスターした上でインポートする「ワールド・オブ・アサシネーション」機能にも対応。それらの過去作を所有していれば、合わせて20以上のロケーションを本作の中でプレイできる。そして、そのすべてのステージについて、VRにてプレイ可能だという。これまでにプレイしたステージも、また新たな目線で楽しむことができる。

『ヒットマン3』は、PC/PS5/PS4/Xbox Series X/Xbox One向けに2021年1月発売予定だ。PS5にてPS VRを利用するには、PS CameraとPS5を接続するアダプターが必要で、こちらはPS VRユーザーに無償提供される予定となっている(関連記事)。なお、今回はPS VRへの対応が発表されたが、PC版でもVRをサポートするのかどうかは明らかにされていない。