カルト運営シム『Honey, I Joined A Cult』2021年にSteam早期アクセス配信へ。敬虔な信者からお布施を集めて組織拡大


パブリッシャーのTeam17は8月5日、カルト運営シミュレーション『Honey, I Joined A Cult』のSteam早期アクセス配信を2021年に開始することを明かした。同作は、ファンキーでヒッピーな70年代の世界観にて、自分だけのカルト教団を築き上げていく2D見下ろし視点のシミュレーションゲーム。信者や支持者を増やし、グルービーな本拠地を建設し、組織の影響力を広めていくのだ。現時点では、対応予定言語に日本語は含まれていない。


金銭および影響力の面で教団の運営を維持するには、信者を増やし、彼らを満足させ、幸福感に満ちたカルトライフを送ってもらう必要がある。そのためにも、信仰心を高めるカルト施設の設計は不可欠。催眠部屋や天啓のプール、崇拝物、うそ発見器、霊魂室といった信仰に欠かせない要素から、寝室・トイレといった日常生活を送るための設備まで、うまくレイアウトを決めて施設を拡張していくのだ。

信者に満足してもらうには、信仰心だけでは足りない。ちゃんと食事や娯楽を与えて肉体的にも精神的にも豊かな環境を作り上げよう。そうして魅力的なカルトを築き、敬虔な信者からお布施を回収するのだ。信者のスケジュールやタスクを設定し、レベルを上げ、各種パラメータを管理。そうしてみんなをハッピーにしてカルトの魅力を引き上げ、新たな支持者を勧誘し、資金を増やしていく。なおカルト教団や教祖、ご神体の名前だけでなく、教団のシンボルやユニフォーム、帽子、崇拝の対象となる遺物までプレイヤーが決める。崇拝対象を何にするかによって、技術ツリーやミッションにも影響が及んでいくという。


カルトの運営を進めていくと、組織内外でさまざまなトラブルが発生。カルトの影響力が増せば教団リーダーのエゴが膨れ上がっていくし、メディアによる干渉を受けるようになっていく。鼻を突っ込んでくる厄介なジャーナリスト、弾圧的な政治団体、カルトへの入団を快く思っていない家族メンバー、さらにはライバルとなるカルト教団。組織として栄えるためにも、適切に対処していかねばならない。

また特定のミッションをこなすことで資源を獲得したり、リーダーの要望に応えることで彼らのエゴを満たしたりと、カルト全体をうまく管理していこう。カルト信者を地元の町に送り込んで資金集めや新技術の会得といったミッションに着手してもらうのだ。また教団リーダーからの、特定の支持者を勧誘してほしい、特定の部屋を作ってほしいといった気まぐれな要求に応えてあげないと、機嫌を損ね、信者への説教の効果が落ちてしまう。


『Prison Architect』『Theme Hospital』『RimWorld』といった作品から影響を受けたという『Honey, I Joined A Cult』。開発を担当するのは、2017年に設立された英国のインディースタジオSole Survivor Games。元弁護士のSimon氏と元製図技術者のEd氏という、別の業界で働いていた2人が集って開発が開始された。

『Honey, I Joined A Cult』は2021年、Steamにて早期アクセス配信が開始される予定だ。