DMM GAMES(EXNOA) は8月6日、ダークアクションRPG『Mortal Shell(モータルシェル)』の日本語PS4版を8月18日に発売することを発表した。ダウンロードでの販売で、価格は3980円(税抜)。日本語にも対応し、字幕/UIともにローカライズされる。なお、かねてより予定されていた海外PC版(Epic Gamesストア)およびXbox One版のリリース日についても、8月18日となることが発表されている。
『Mortal Shell』は、荒れ果てた世界で慈悲なき存在に立ち向かう、三人称視点のアクションRPG。人類の文明は退廃した。荒んだ大地に残されたのは、異類異形うごめく遺跡。そして、死者の魂。その魂の抜け殻として目を覚ました主人公は、Dark Fatherと呼ばれる存在から、ある使命を課せられる。それは隠された信者たちの聖域を探し出すこと。その使命を果たすべく、プレイヤーは死と隣り合わせの過酷な旅に出ることとなる。
本作にてプレイヤーが操作するのは、骨が浮き、半透明の皮膚に覆われた半神半人の存在。ただし、素のままの姿では体力が極端に低く、強敵に立ち向かえるほどの力はない。そこで重要となるのが、憑依だ。主人公は4人の戦士の亡骸を乗っ取り、その身体を制御することができる。それぞれ戦闘スタイルも異なっており、自身の戦い方や敵の特性に応じて使い分けが可能。息絶えた戦士の力を最大限にまで引き出し、苦境を乗り切っていくのだ。
武器については剣をはじめ、さまざまな種類のものが用意されているという。今回公開されたトレイラーでは、ピッケルや炎をまとったメイスのような武器も確認できる。そして各武器には、固有のモーションや強攻撃・弱攻撃の組み合わせによるコンボが存在。戦闘においては、武器ごとの特徴の把握もかなり重要となるだろう。
もちろん、高難度アクションゲームではお馴染みのパリィも可能。本作では、パリィに成功すると強化反撃を発動できる。これは反撃の際に特殊な効果を自身、または敵に与えるもので、最初は回復効果が付与されているという。そしてボスを討伐していくことで、爆薬を仕込んだ強⼒な技などの習得も可能になるようだ。
防御の手段はパリィだけではない。本作の主人公は「硬化」することができる。これは任意の態勢でわずかなあいだ無敵になれる能力。回数の上限なく使用でき、かなり強力ではあるものの、一度発動すると次の発動までにクールタイムを要する。使いどころは戦闘の中で、慎重に見極めていく必要があるだろう。そのほか、プレイヤーは、敵を倒すと手に入る「ター」(経験値)を消費して、憑依する戦士のレベルを上げることができる。ただし、死亡するとその場に経験値を落とし、回収前に再度死亡すると完全に経験値は失われる。迂闊な行動は避けていきたい。
本作は精神力と適応力を試す、容赦のないアクションRPGとも謳われており、その難易度はかなり高く設定されているという。これまで公開されてきたトレイラーなどでは、いかにも手ごわそうな敵の姿や、一筋縄ではいかないであろう鬱屈としたロケーションも披露されてきた。特に敵については、通常の敵よりも強い「守護者」と呼ばれる存在も登場するようだ。苦戦は必須となるだろうが、守護者を倒した際には新たな武器を入手できるという。さらに武器にはアビリティが多数封印されており、それらの解放には特別なアイテムが必要になるとのこと。また、守護者は死亡すると「⼀瞥」と呼ばれるポイントも落とすという。このポイントは、前述した戦士のレベル上げにも必要になるとのことで、強敵との戦闘は避けられないものとなりそうだ。
ソウルライク作品としての基本を踏襲しつつも、硬化や憑依などの独自のシステムで新たな高難易度ゲーム体験を切り拓く『Mortal Shell』。開発元のCold Symmetryは今回の発表に際し、自分たちの夢がかなったとコメント。国内PS4に向けてのリリースは、開発元にとって大きな一歩となるのだろう。また、先月実施されていたオープンベータテストについて、そこで得たフィードバックは真摯に受け止め、綿密に研究したと述べている。リリース時には、きわめて洗練されたソウルライクアクションを楽しむことができそうだ。
国内PS4版『Mortal Shell』は、8月18日リリース予定。なお、海外PC版(Epic Gamesストア)およびXbox One版についても同日の発売が予定されている。