スパイダーマンが『Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)』に参戦決定。PS4/PS5版の独占コンテンツとして

 

『Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)』の開発を担当するCrystal Dynamicsは8月3日、同作にスパイダーマンが参戦することを正式に発表した。『Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)』は、スクウェア・エニックスより、PS4/Xbox One/PCおよびPS5/Xbox Series X向けに発売されるアクションアドベンチャーゲーム。スパイダーマンは、PS4/PS5版独占の追加コンテンツとして、ゲーム発売後の2021年初頭に無料配信される。

Crystal Dynamicsのアソシエイト・アートディレクターであるJeff Adams氏は海外PlayStation.Blogにて、スパイダーマンの参戦を発表。どんなステージ上であってもスパイダーマンらしく戦い、スパイダーマンらしく動き回れるよう、開発に力を入れている段階とのこと。スパイダーマンの多彩なウェブツールやガジェットを活用できるだけでなく、アクロバティックな能力の数々によって、移動から戦闘へとシームレスに移行できるようにすると伝えている。

『Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)』はスキルや外見の多彩なカスタマイズオプションにより、自分だけのスーパーヒーローを作り上げられるのが魅力のひとつ。スパイダーマンも例外ではなく、独自のスキルツリーによって、映画やコミックでおなじみの技を会得し、またガジェットやスキルを好みにあわせて強化していける。単身ではなく、アベンジャーズのメンバーと共に活動することで、スターク・インダストリーズ、SHIELD、ヘンリー・ピムなどから提供された最先端技術を駆使できるというのも、『Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)』におけるスパイダーマンの特徴のひとつだ。

Marvel’s Avengers


コスチュームに関しては、Steve Ditko氏、John Romita Sr.氏によるコミック版からの影響を感じ取れるだろうと、Adams氏は伝えている。そのほかにも、スパイダーマンの長い歴史において、さまざまなアーティストたちが築き上げてきたルックスにも敬意を払いつつ、スパイダーマンのスーツを作り上げているとのこと。

スパイダーマンが登場する他のタイトルとしては、Insomniac Gamesが開発したPS4『Marvel’s Spider-Man』が記憶に新しい。今年6月には、新たなスタンドアローンゲームとして、マイルズ・モラレスを主人公としたPS5用タイトル『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales(仮称)』が発表済み。『Marvel’s Spider-Man』の出来事から1年が経過した冬のニューヨークが舞台となる作品で、2020年のホリデーシーズンに発売予定。配信時期が近いとはいえ、スクウェア・エニックスの『Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)』に登場するスパイダーマンが、そうした他作品のスパイダーマンと関連があるかは不明である。

なおスパイダーマンは歴代の単独ゲーム作品だけでなく、『Marvel vs. Capcom』『MARVEL ULTIMATE ALLIANCE』シリーズや『MARVEL Future Fight』などのマーベル作品に、プラットフォーム問わず広く登場してきた。今回の『Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)』に関しては、PS4/PS5独占コンテンツとしての配信になる。

Marvel’s Avengers


アベンジャーズの活躍を描く、ソロもしくは最大4人マルチプレイ対応のアクションADV『Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)』。対応プラットフォームはPS4/Xbox One/PCで(将来的にはPS5/Xbox Series Xにも対応)、発売日は9月4日。PS4/PS5版の無料追加コンテンツとなるスパイダーマンは、2021年初頭に配信予定。スパイダーマンにさまざまな試練を与えるゲーム内イベントとあわせて導入されるとのことだ。

なお8月からは『Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)』のベータテストが開催予定。8月7日~8月9日にかけてPS4版予約者対象のベータテスト、8月14日~8月16日にかけてPS4版のオープンベータテストおよびXbox One/PC版の予約者対象ベータテスト、8月21日~8月23日にかけて全対象プラットフォーム向けのオープンベータテストが実施される。

【UPDATE 2020/08/05 13:04】
同作のコミュニティチャレンジおよびコスメティックアイテムについて説明する記事が海外PlayStation.Blogに掲載された。その中で、一部のコミュニティチャレンジはPlayStationプラットフォームのプレイヤーだけが参加できることが明かされた。

また各ヒーローの実装時には、レジェンダリー級コスメティックアイテム、レジェンダリー・エモート、エピック・テイクダウン(敵をひるませた際に発動できる技)、ネームプレートを、30日間、PlayStationプラットフォーム向けに先行配信。追加ヒーローだけでなく、ローンチ時に実装されるヒーロー6体にも、こうした先行配信型の外見アイテムが用意される。

さらにPlayStation Plus会員には、ローンチ後に新ヒーローが追加される際(発表済みのホークアイ含む)、レア級のコスチューム、ネームプレート、100クレジット(ゲーム内通貨)を含むバンドルを付与。ローンチ時にも、カマラ・カーン用のバンドルを入手できるとのことだ。