ソニー・インタラクティブエンタテインメントは8月3日、「PlayStation 5アップデート: PS4の周辺機器の互換性について」と題した記事をPlayStation.Blogに投稿した。今年の年末商戦期に発売予定のPS5では、PS4向けの周辺機器は使用できるのかどうか、ユーザーの疑問の一部に答えるFAQとなっている。
まず純正の周辺機器について。PS4用コントローラーである「DUALSHOCK 4」は、PS5タイトルをプレイする際には使用できないとのこと。ただし、PS5上でPS4タイトルを後方互換機能にてプレイする場合であれば使用可能だ。PS5タイトルにおいては、専用の「DualSenseワイヤレスコントローラー」をはじめとした新しい技術や機能を最大限活かした、PS5ならではの体験を提供するためだとしている。DualSenseには、アダプティブトリガーやハプティック技術といったDUALSHOCK 4にはない機能が搭載されており、内蔵スピーカーに関してもよりレンジの広い音を鳴らせるよう進化している(関連記事)。
「PlayStation Camera」についてはPS5でも使用可能。こちらはPS VRタイトルをPS5でプレイする際に必要となり、「PlayStation Move モーションコントローラー」および「PlayStation VR シューティングコントローラー」についても対応する。なおPS VRユーザーには、PS CameraとPS5を接続する際に必要なアダプターを無料で提供する予定とのことだ。詳細は後日案内される。
そのほか、純正の「プレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセット」や「ワイヤレスサラウンドヘッドセット」についても、PS5にて使用可能となっている。
そのほかの周辺機器について、ハンドル型コントローラーやアーケードコントローラー、フライトスティックなどの特殊な周辺機器は、オフィシャルライセンス品であれば、PS5タイトルをプレイする際、およびPS4タイトルを後方互換機能でプレイする際に使用可能だ。また、USBポート/オーディオ端子経由で接続する他社製のヘッドセットも、PS5で使用することができる。なおヘッドセットコンパニオンアプリについては、PS5に対応していないとのことである。
PS5向けには、PS5本体の3Dオーディオ向けにチューニングされた「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」や「HDカメラ」「メディアリモコン」「DualSense充電スタンド」などの純正周辺機器がSIEから販売予定。サードパーティからもさまざまな周辺機器が発売されることだろう。とはいえ、条件付きながらいま所有しているPS4向けのものが、今回PS5でも使用できると判明した形。なお、すべてのオフィシャルライセンス製品もしくは他社周辺機器の動作を保証するものではなく、PS5や各ゲームタイトルの対応状況は製造元に確認してほしいとのことだ。またSIEは、さらに知りたいことがあればPlayStation.Blogの該当ページのコメント欄にて意見を寄せてほしいと呼びかけている。