PS4『ゴースト・オブ・ツシマ』海外コミュニティには、“仁のオシャレ研究部”が存在する。目指せツシマ映え

『ゴースト・オブ・ツシマ』にて、主人公である境井仁を素敵に着飾る、オシャレコミュティが存在しているようだ。冥人をおしゃれ番長にしてみよう。

『ゴースト・オブ・ツシマ』にて、主人公である境井仁を素敵に着飾る、オシャレコミュティが存在しているようだ。小さなコミュニティであるが熱気が高く、仁の着せ替えに夢中の模様。なお本稿では『ゴースト・オブ・ツシマ』のロケーションや武具に関する若干のネタバレが含まれているので、注意して読み進めてほしい。




『ゴースト・オブ・ツシマ』では、実はコスメティック要素がなかなかに充実している。帽子(鉢巻)に仮面、そして衣装まで幅広い種類のものが用意されており、その中の一部のアイテムは柄を変更することもできる。また本作においては、刀の鞘や弓の外観、馬の鞍まで幅広い装飾アイテムについて、複数のデザインが用意されている。『ゴースト・オブ・ツシマ』における収集要素の褒美は、主に装飾アイテム。やりこめばやりこむほど、装飾アイテムを所持するようになるわけだ。オシャレをしやすくなるのだ。

特筆すべきは、多彩なアイテムによって仁のスタイルを幅広く演出できる点にある。ひとえに侍といっても、兜とゴツい鎧をまとったオールドスタイルなものから、笠と袴を組み合わせた剣士風のもの。口元を隠した盗賊風のスタイルや、鉢巻を使った忍者スタイルまで、とにかく幅広く仁をスタイリング可能。仁は一見するとむさ苦しいおっさんであるが、細身で筋肉質であり、足も長くかなりスタイルがいい。着飾りとは程遠いストイックな武士であるが、そんな仁だからこそ、衣服をいろいろと着せてみると映える。そんな冥人をオシャレにする活動が、今ResetEraで進められているのだ。

ResetEraのスレッド「Share your favorite samurai/ninja look」では、自慢のマイ仁のオシャレ大会が開催されている。スレッド主のScOULaris氏は、黒忍者風スタイルがお気に入りの模様。しかしただ黒く染めるだけでなく、赤色の鉢巻とアクセントを入れて、暗くなりすぎないように引き締めている。本作には白・黒コスメのみを販売してくれる商人もいるので、白と黒を基調としたコーデは捗ることだろう。

 Image Credit : ScOULaris


もちろん、おなじみの褌の裸体スタイルのユーザーも早速登場している。さすがに褌スタイルはオシャレ対象にはならなそうだ。Arukado氏は、牢人スタイルに笠を組み合わせた菅笠衆スタイルを披露。闇に染まる服からは、冥人エッセンスが感じられる。笠の種類は幅広く、かぶせると仁に新たな一面をもたらすが、カットシーンでは顔が見えないのが玉に瑕ということで、普段は鉢巻派のユーザーが多いようだ。

Image Credit : Arukado


Jett氏は仁を象徴する兜に、厚手の鎧をあわせたスタイル。赤い面と鞘、そして青の弓を組み合わせているが、頭部の存在感が強烈で、冥人でなくても恐れられそうだ。JusDoIt氏は赤色の法被に赤の兜を組み合わせた、赤武士スタイル。闘牛のようなスタイルでインパクトがある。『鉄拳』や『ソウルキャリバー』シリーズに登場する、吉光を再現するものも投稿されている。

Image Credit : jett
Image Credit : JusDoIt


白の袴を着せて美しい背景を強調するコーデも確認できるが、やはり人気が根強いのは黒色だ。最初はニックネーム感覚で呼ばれる“冥人”としての呼び名に対して、物語が進むにつれて仁は自覚を持っていく。闇に染まることを示す黒は、蒙古への復讐に燃える仁にフィットする。それはファッション面においても同じであるだろう。

Image Credit : Rumenapp
Image Credit : Bit_Reactor


『ゴースト・オブ・ツシマ』は、和風ゲームとしてファッションアイテムが多いというだけでなく、フォトモードが充実しているという点も、ファッション研究との相性が良い。角度から明るさ、時間に天候まで変更することができ、オシャレな仁を仕立てるだけでなく、その仁をより魅力的に撮ることができるからだ。撮影ツールが充実していることは、スタイリストにとってもモチベーションが上がるところ。

Image Credit : herminihildo


このファッション研究スレッドは昨日8月2日に立てられたにもかかわらず、かなり伸びが良く人気を見せている。世界中の人々が仁のファッションを見せつけ合い自慢している。仁の着せ替えに興味の湧いたプレイヤーは“ツシマ映え”を目指し、仁をオシャレ侍に成長させてみるといいだろう。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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