『Hyper Scape』PS4/Xbox One版が8月12日配信決定。Ubisoftの基本プレイ無料バトルロイヤルFPSのシーズン1開幕にあわせて

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Ubisoftは7月31日、『Hyper Scape(ハイパースケープ)』の正式リリースおよびシーズン1「The First Principle」の開幕日が日本時間8月12日になることを発表した。シーズン1では、現在オープンベータテストを実施中のPC版に加えて、PlayStation 4/Xbox One版が配信される。PC版のオープンベータテストは日本時間8月3日15時59分に終了予定。シーズン1の開幕時には、クロスプログレッション機能によって、アンロックしたアイテムをPS4/Xbox One版に移行させることも可能だ。

追加コンテンツとしては、新たな武器「ドラゴンフライ」や新たなハック「マグネット」、期間限定モード、新たなゲーム内イベント(近接攻撃の効果を一撃死にする「リーサル近接」イベント)、クラウンキャスト(Twitch連携機能)の新機能、100クラスからなるバトルパスなどが登場。『ハイパースケープ』の世界観や物語の部分も拡張されるとのことだ。クラウンキャストの新機能は、「キュードス」と呼ばれるもの。視聴者がTwitchチャット欄でビッツを使うと、配信者のゲーム内画面でビジュアルエフェクトが発生するという。

『ハイパースケープ』はUbisoftが開発・運営する基本プレイ無料のバトルロイヤルFPS。ソロもしくは3人1組のスクワッドで挑む最大100人参加型のバトルロイヤルゲームだ。立体的な戦闘が可能な、仮想現実内の近未来都市マップ。死亡しても仲間が残っている限りエコー(透明のゴースト状態)としてマッチに参加し続ける死亡・復活システム、そしてTwitch視聴者がゲーム内で発生するイベントを決めるTwitch連携機能クラウンキャストの導入が大きな特徴となっている。

PC版オープンベータを通じてバランス調整が図られており、7月31日には、次回アップデートとなるパッチ0.5の内容が明かされた。まずはプレイヤーから要望の多かった「Time-To-Killの短縮」を実現するためのバランス調整が適用される。相手プレイヤーを倒すのに時間がかかりすぎるという指摘について、開発陣としては武器の与ダメージが低すぎることや、防御・移動系のハック(アビリティ)により攻撃を当て続けるのが難しいことが問題だと捉えているという。そこで武器の強化およびハックの弱体化が図られる。

またスナイパーライフル「プロトコルV」について、最大強化時にはヘッドショットで一撃死となるが、それはフェアではないと感じるプレイヤーが多かったという。そのため与ダメージが低下。同様に、マインが強すぎるとの指摘を受けて与ダメージや追尾地雷のHP、探知範囲、持続時間、追跡時間が下方修正される。インビジブルに関しては、クールダウンが長くなり、透明化持続時間が短縮されることで、戦闘からの逃亡が難しくなる。さらにオープンベータテスト開始時から批判が多く、7月20日のパッチ0.4でも弱体化が図られた爆破武器について、被弾時のプッシュバック効果を削除。屋内での爆破武器スパム行為が乱用されないよう調整される。パッチ0.5での武器・ハック変更内容は以下のとおり:

武器のバランス調整

リッパー
与ダメージが11/11/11/11/13から13/13/13/13/15に増加

ライアット・ワン
与ダメージが26/29/31/34/38から29/31/33/35/39に増加

マンモスMK1
散弾の1ペレットあたりの与ダメージが5/5/5/5/7から6/6/6/6/7に増加
発射後のアニメーションを改善

プロトコルV
与ダメージが50/58/65/73/80から50/54/58/62/67に低下

ヘックスファイア
与ダメージが3/3/3/3/4から4/4/4/4/5に増加
発射レートが1000RPM(Rate Per Minute)から900RPMに低下

スカイブレイカー
与ダメージが40/46/52/58/64から50/54/58/62/67に増加
プッシュバック効果を削除
高い環境ダメージ効果を付与

サルボEPL
与ダメージが27/27/27/27/34から20/20/20/20/24に低下
爆発範囲が3Rから4Rに拡大
プッシュバック効果を削除

コモド
与ダメージが25/25/25/25/30から29/29/29/29/34に増加
爆発範囲が1.5Rから2.5Rに拡大
プッシュバック効果を削除
半径15メートル内の敵に対しては、距離が近くなるにつれて与ダメージが減っていく

ハックのバランス調整

マイン
クールダウンが12/11/10/9/7秒から16/15/14/13/11秒に増加
与ダメージが50/50/50/50/75から30/30/30/30/45に低下
追尾地雷の追跡時間が15秒から8秒に低下
追尾地雷のHPが75から60に低下
探知範囲が15Rから12Rに低下
持続時間が60秒から30秒に低下
追尾地雷に探知されるまでの時間が0.5秒から1秒に増加

ウォール
持続時間が25秒から9秒に低下
展開できるウォールの最大数が5から2に低下

ボール
クールダウンが12/11/10/9/7秒から14/13/12/11/9秒に増加
持続時間が180秒から60秒に低下

アーマー
クールダウンが14/13/12/11/9秒から16/15/14/13/11に増加

スラム
クールダウンが12/11/10/9/7秒から14/13/12/11/9秒に増加
与ダメージが30/30/30/30/45から20/20/20/20/30に低下

インビジブル
クールダウンが12/11/10/9/7秒から16/15/14/13/11秒に増加
持続時間が8秒から5秒に低下

ヒール
クールダウンが10/9/9/7/5秒から14/13/12/11/9秒に増加
持続時間が15秒から9秒に低下

ショックウェーブ
与ダメージが20/20/20/20/30から10/10/10/10/15に低下
クールダウンが10/9/9/7/5秒から14/13/12/11/9秒に増加

テレポート
クールダウンが12/11/10/9/7秒から14/13/12/11/9秒に増加


オンラインマルチプレイゲームの宿命でもあるが、チーターとの戦いも始まっている。7月29日には、チート行為とハッキングという問題への取り組みについて、Ubisoftより状況が報告されたばかり。チート対策として導入しているBattlEyeによって、オープンベータテストの開始以降、チートを利用したアカウントを1万件以上検出してBAN処分したという。またシーズン1の開幕にあわせて、プレイヤー通報システムが導入されるとのことだ。「チート行為への対処は終わりのないモグラたたきのように感じるかもしれませんが、私たちは今後も最優先で取り組んでいきます」とUbisoftは伝えている。

Twitchの視聴者数。Image Credit: GitHyp

またTwitch連携機能を売りにしているものの、ゲームの配信開始からTwitchの配信者数/視聴者数は下降傾向にある。著名ストリーマーを招いて宣伝活動をおこなっていたピーク時には同時視聴者数16万人を超えていたが、最近ではUbisoftの公式イベントが開催されていない平常時だと同時視聴者数が1000人台になることも多い。視聴者数のゲームランキングではトップ50外。配信者/視聴者がいないと、Twitch連携機能も宝の持ちぐされとなるため、人口増のためにUbisoftがどのような施策を打ってくるのか気になるところ。

配信者/視聴者だけでなく、マッチに参加するプレイヤー数が減っているとのプレイヤー報告も少なくない。筆者の実感としても、100人揃わないマッチが増えていると感じている。配信者、視聴者、そしてプレイヤー人口について、正式リリースおよびコンソール版の配信によるブースト効果に期待がかかる。

なお『ハイパースケープ』のPC版オープンベータ参加者への感謝品として、ゲーム内有償通貨である600ビットクラウンが付与される。付与条件は「今週末」に最低1時間以上PCオープンベータテストをプレイする、もしくは今週末にクラウンキャストを有効化したTwitch配信を1時間視聴すること。この報酬を獲得できるのは、PCオープンベータテストが終了する日本時間8月3日15時59分までとなっている。
【UPDATE 2020/07/31 11:00】600ビットクラウンの入手方法について修正。

またシーズン1開幕後の8月14日には、ストリーマーを招いた「Creators Cup」のファイナルが開催される予定だ。

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