サッカーゲーム『FIFA 21』の進化点や新要素が公開。カバースターはキリアン・エムバペ選手に


エレクトロニック・アーツ株式会社は7月27日、サッカーゲーム『FIFA 21』のカバースターに、パリ・サンジェルマンFC所属のキリアン・エムバペ選手を起用したことを国内向けに発表。さらに、本作での進化点や新要素を公開した。

『FIFA 21』は、EAの人気サッカーゲームシリーズの最新作で、PS4/Xbox One/PCおよびPS5/Xbox Series X向けに発売予定。1万7000人以上の選手と700以上のチーム、そして90以上のスタジアムと30以上のリーグを収録する。キャリアモードでは、試合・移籍・トレーニングの各要素がさらに奥深くなり、チームを頂点に導くためにあらゆる瞬間を管理することになる。

またキャリアモードには、選手の成長状況を適切に管理できるシステムや、「インタラクティブマッチシム」などを用意。ゲームプレイ時のインタラクティブ性が飛躍的に向上しているという。インタラクティブマッチシムでは、試合に飛び込みPKやフリーキックなどの重要な瞬間を演出し、試合の結果をコントロール可能。試合データをチェックし、そのスタッツや選手のパフォーマンスレベル、スタミナに基づいたシミュレーションから、試合の流れに影響を与えることができるとのこと。


本作では、シリーズでもっともインテリジェントなゲームプレイを提供するため、リアルさを追及した「ダイナミックアタッキングシステム」を新たに導入。そのひとつ「アジャイルドリブル」は、ディフェンダーと対峙したときのプレイヤーの選択肢を増やし、ブリッジドリブルやボールロールフェイクターンといった新たなスキルムーブにてディフェンダーを置き去りにできる。「ポジショニングパーソナリティ」は、現実世界のサッカーに近い空間認識・時間認識を可能とし、オフサイドライン付近でのフォワードとディフェンダーの攻防を演出。

「クリエイティブラン」は、オフザボールの選手の動きに影響を与え、攻撃のビルドアップやデフェンスを崩すために、より多くの選択肢をプレイヤーに提供する。そして「ナチュラルコリジョンシステム」では、新しいアニメーションシステムを利用して、ピッチ全体でよりスムーズにプレイヤーとの相互作用を作り上げることとなるという。


前作から導入された「VOLTA FOOTBALL」については、新しいゲームサイクルとインテリジェントなチームの動きや、カスタマイズ可能なVOLTAアバターによるユニークなスタイル表現、そして6大陸にまたがる20のピッチにより、さらにリアルでやりがいのある体験を提供するという。また、伝説的なサッカー選手カカや、世界的に有名なフリースタイラーであるリサ・ジムーシュなど、ビッグネームをフィーチャーしたストーリー「THE DEBUT」を通じて、ストリートフットボールの世界を知ることができる。そのほか、フレンドやほかのコミュニティのプレイヤーとチームを組んでオンライン対戦できる「VOLTA SQUADS」もプレイ可能だ。

人気の「FIFA Ultimate Team」モードももちろん収録。本作では、ピッチとスタンドそれぞれの外観をカスタマイズすることで、FUTクラブをさらにユニークなものにすることができる。また、「FUT Co-Op」にてフレンドとチームを組み、協力して目標をこなしリワードを受け取る要素も用意される。

『FIFA 21』は、PS4/Xbox One/PC向けに10月9日発売予定。通常版と「ULTIMATE EDITION」がラインナップされ、PS4版についてはパッケージ版も発売される。EA Access/Origin Access加入者は、10月1日からプレイ可能だ。PS5/Xbox Series X版の発売日は未定。それぞれのコンソールのローンチ日の発表を待つ形となるだろう。なお、PS4/Xbox One版の購入者は、それぞれ同プラットフォームの次世代機へと無料でアップグレード可能である。

最後に、Nintendo Switch向けには『FIFA 21 Legacy Edition』が、同じく10月9日に発売される。最新のユニフォームや新シーズンのチームアップデート、最新のプレゼンテーション(ゲーム内メニューとブロードキャストオーバーレイ)については収録されるが、新しいゲームモードやゲームプレイの新機能は実装されないとのことだ。