『Tetris Effect: Connected』Xbox Series X/Xbox One/PC向けに発表。『テトリス・エフェクト』にマルチプレイ要素を導入


『Rez Infinite』や『ルミネス』などのクリエイターとして知られる水口哲也氏率いるEnhanceは7月24日、『Tetris Effect: Connected』をXbox Series X/Xbox One/Windows 10 PC向けに発表した。今年のホリデーシーンズンに予定されている、Xbox Series Xのローンチに合わせて発売する。

『Tetris Effect: Connected』は、2019年にPC/PS4向けに発売された『TETRIS EFFECT(テトリス・エフェクト)』の“究極版”だという。同作は、定番パズルゲーム『テトリス』をベースにしながら、サウンド、特殊効果、またテトリミノの落下まで、すべてがプレイヤーの操作にシンクロして反応を示す、不思議な没入感を楽しめる作品として高く評価された。マラソンなどの定番ゲームモードだけでなく、テトリミノを消してゲージを溜めると、テトリミノの落下が一定時間だけ止まる「ゾーン」と呼ばれる要素や、巨大なテトリミノが落ちてきたりフィールドが上下反転するなど、さまざまなハプニングが発生する「ミステリー」モードなど、独自の要素も数多く用意された。

本作では、『TETRIS EFFECT』のシングルプレイの内容にを移植した上で、マルチプレイ要素が新たに導入される。上述したゾーンも利用可能な1対1の「ゾーンバトル」や、3人までのプレーヤーがテトリスのプレイフィールドを1つに“コネクト”し、CPUが操る徐々に難しくなるボス達を倒す「コネクテッド」モードなどが含まれるとのこと。上のトレイラーでは、3人同時にプレイしながら、途中でそれぞれのフィールドが合体する様子が見られる。

なお、マルチプレイはクロスプレイに対応するため、すべてのプラットフォームのプレイヤーが一緒に対戦・協力プレイできる。ランクマッチとフレンドマッチが可能で、進行状況によってアバターがアンロックされる要素も用意する。

*PC版『TETRIS EFFECT』のトレイラー

本作を手がける水口哲也氏は、前作『TETRIS EFFECT』への反響には驚いたとした上で、プレイヤーからはこの体験をほかの人達と分かち合いたいというフィードバックを受けていたと述べる。また、昨今のソーシャルディスタンスや自主隔離が続く状況もあり、“コネクテッド”な要素に挑戦したという。そして今回のマルチプレイ拡張のテーマは、普遍的なテトリスへの愛を通じて、世界中のユーザーを協力や対戦の形でコネクトすることだとしている。

Tetris Effect: Connected』は、Xbox Series X/Xbox One/Windows 10 PC向けに今年のホリデーシーンズンに配信予定。Smart Deliveryに対応するため、Xbox One版を購入すればXbox Series X版に無料でアップグレード可能だ。またXbox Game Passにも提供される。

なお、本作におけるマルチプレイ要素については、PC/PS4/Oculus版『TETRIS EFFECT』向けにも、2021年夏に無料アップデートにて追加する計画だそうだ。