スクエニが『バランワンダーワールド』を発表。中裕司氏と大島直人氏の「ソニックコンビ」が手がける新たな3Dアクション


スクウェア・エニックスは7月24日、Xbox Games ShowcaseのLive pre-showにて、『Balan Wonderworld(バランワンダーワールド)』を発表した。対応プラットフォームはPS5/PS4/Xbox Series X/Xbox One/Nintendo Switch/PC(Steam)。発売時期は、2021年春予定。

本作は、現在スクウェア・エニックスに所属する中裕司氏が、大島直人氏と共に開発中のアクションゲーム。両クリエイターはかつてセガに所属し、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』や『ナイツ NiGHTS into Dreams…』を手がけたコンビである。20年ぶりにタッグを組むことになる。

『Balan Wonderworld』は、アクションゲームにミュージカルの世界観を持ち込んでおり、アクションゲームのすべてを詰め込んだ「アクションゲームオブアクションゲーム」になるそうだ。時間を止めたり、敵を殴打したりといったアクションアビリティのひとつひとつが衣装に割り当てられており、衣装の種類は80種類以上用意されている。衣装を着替えながらステージを進んでいくようだ。


ゲームとしては、3Dプラットフォーマーになるという。箱庭のような世界を自由に進んでいくような形式。ステージ・アクション共に多彩で自由度の高いゲームになっていることが伺える。ディレクターは中裕司氏が担当し、キャラクターデザインを手がけるのは大島直人氏。スクウェア・エニックスのヴィジュアルワークスからは、さまざまなムービーを手がけてきた生守一行氏が参加。音楽制作は山崎良氏が担当する。開発はスクウェア・エニックスとアーゼストの共同でおこなわれているとのこと。

スクウェア・エニックスは先日アクションゲームブランド「BALAN COMPANY
の設立を発表していたが、本作の発表を示唆していたわけだ。中氏と大島氏らが得意とするゲームづくりと、スクウェア・エニックスの得意とする物語と音楽があわさるという『Balan Wonderworld』。来春の発売を楽しみにしておこう。