ステルスホラーゲーム『Hello Neighbor 2』発表。あの“おじさん”が失踪し、荒廃した例の家にふたたび忍び込む
パブリッシャーのtinyBuildは7月24日、『Hello Neighbor 2』をPC/Xbox Series X/Xbox One向けに発表した。2021年に配信する。本作は、ステルスホラーゲーム『Hello Neighbor』の続編だ。
前作は、閑静な住宅地を舞台に、隣家のあやしいおじさんの一軒家に忍び込む作品だった。家の中にはさまざまなギミックが仕掛けられており、おじさんの目を盗みながらパズルを解き、さらに探索を進めていく。おじさんはAIによって制御され、プレイヤーの行動から学習した上で警戒度を高めていくことが特徴だ。デフォルメの効いた独特のビジュアルスタイルや、印象的なおじさんのデザインなども魅力で、これまでには関連作が複数リリースされている。
そして本作『Hello Neighbor 2』は、前作のその後を描く作品になるという。上のトレイラーは、Quintenという名の主人公が乗る車のシーンから始まり、その助手席には例のおじさんが行方不明であることを知らせるチラシがある。ジャーナリストであるQuintenは、謎の失踪を遂げたおじさんを捜索するため、失踪事件が相次ぐRaven Brooksと呼ばれる土地へと向かう。そこは荒廃した住宅地。手がかりをもとにたどり着いたボロボロの一軒家は、あのおじさんの家だった。
本作にてプレイヤーは、荒廃したおじさんの家や、オープンワールドで表現されたRaven Brooksを探索する。この場所には、カラスのような格好をした謎の人物が侵入者を捉えようと徘徊。その目を盗みながら、ふたたびこの家に隠された秘密を探るのだ。カラスは、前作でのおじさんにあたるAIキャラクターで、一定のルーティーンをこなしながらも、前作とは異なり完全に自立して行動しているという。また、プレイヤーが利用できるアイテムは、カラスも同じように利用することがあるとのこと。
シリーズのファンであれば、このカラスのキャラクターに見覚えがあるだろう。今年6月に発表され、体験版が配信された『Hello Guest』の敵AIキャラクターだ。また主人公のQuintenは、同作のプレイヤーキャラクターのひとりだった。実は、その体験版が配信されているSteamのストアページは、今回の発表に合わせて『Hello Neighbor 2』のページとして更新されている。『Hello Guest』は、新作のティザー作品だったようだ。
『Hello Neighbor 2』では、『Hello Guest』にあった新たなゲームプレイ要素を導入しているとのこと。トレイラーで見られる、カラスの様子をうかがう監視カメラを設置もそのひとつだ。そのほかにも、機械を動かすために発電機を利用したり、複数の仕掛けを連動させたり、またアイテムのクラフト要素も存在した。本作ではおじさんの家だけではなく、その周囲のオープンワールド環境も探索対象となるため、前作以上に幅広いゲームプレイを楽しめそうだ。カラスは、プレイヤーがおじさんの家に侵入するとその防衛にあたり、外を探索しているとこっそり後をつけてくるような行動を見せるそうだ。
『Hello Neighbor 2』は、PC/Xbox Series X/Xbox One向けに2021年配信予定。Smart Deliveryに対応するため、Xbox One版を購入すれば、Xbox Series X版に無料でアップグレードできる予定だ。なお、SteamおよびMicrosoft Storeでは、PC向けのアルファ版が配信開始している。本作に興味のある方は、早速試してみると良いだろう。