ゾンビTPS『World War Z』大型アプデ「Dronemaster Update」配信。クロスプレイにフル対応し、ドローンを飛ばす新クラスを追加
パブリッシャーのFocus Home Interactiveは7月22日、現在販売中のゾンビTPS『World War Z(ワールド・ウォーZ)』について、大型アップデート「Dronemaster Update」を配信開始したと発表した。新たなキャラクタークラスを追加し、クロスプラットフォームプレイの拡充もおこなっている。
今回の追加されたキャラクタークラスは、ドローンを扱うことができる「Dronemaster」だ。ドローンを飛ばすとプレイヤーを追従し、接近してきたゾンビに対してテーザー銃を撃ちスタン状態にしてくれる。また、Perkツリーにて新たな能力をアンロックしてカスタマイズすることも可能。テーザー銃の代わりにダメージを与えられる銃を換装したり、ゾンビに掴まれた際に自動で起動したり、あるいは特定のチームメイトのサポートに当たらせたり、指定の場所を監視させたりと、多様なPerkが用意されている。ゾンビに自爆攻撃を仕掛ける“神風アタック”も存在するという。
新たな武器としては「ACW-20」が追加。小口径のセミオートマチック・グレネードランチャーだ。ゾンビの群れに対してかなり有効な銃とのこと。そのほか、RevolverとDouble-Barreled Shotgunのアップグレード要素の追加や、キャラクタークラスおよび武器のバランス調整、各種修正もおこなわれている。詳細はパッチノートを確認してほしい。
今回のアップデートにて、本作はクロスプレイへのフル対応を果たした。これまでPC/Xbox One版のみサポートしていたが、PS4版を含むすべてのプレイヤーが、オンラインで一緒にPvEゲームモードをプレイできるようになった(設定にてオフにすることも可能)。本作の累計プレイヤー数は1000万人を超えているが、その大部分はEpic Gamesストアでの無料配布時に入手したプレイヤーだという。どれだけのユーザーが今もプレイしているのかははっきりしないが、全プラットフォームの統合によりマッチングに好影響があることが期待される。
これに合わせて、コードを使った招待システムと、プレイヤーによる報告システムも導入されている。報告システムは、外部アプリケーションを用いたチートを含むサービスへの妨害行為や、ほかのプレイヤーに対するハラスメントや脅迫、ヘイトスピーチなど攻撃的な言動について、プレイ中に目にした際に開発元に報告することができる機能。規約違反であることが確認されれば、そのプレイヤーはBAN処分となりオンラインプレイが不可になる。さらに繰り返し違反すると段階的にBAN期間が長くなっていき、最終的には永久BANとなる仕組みだ。
『World War Z』は、PC(Epic Gamesストア)/PS4および海外Xbox One向けに販売中。なお、国内PS4版における今回の「Dronemaster Update」は、8月初旬頃の配信を予定しているとのこと。これに合わせて、現在発生している不具合への一部対応もおこなうとしている。ユーザーからは特定のステージにてフリーズするなどの報告が上がっており、改善されることが期待される。