対戦格闘ゲーム『Fantasy Strike』が基本プレイ無料化。一部ゲームモードや独自サブスクリプションなどに少額課金を導入

 

デベロッパーのSirlin Gamesは7月22日、対戦格闘ゲーム『Fantasy Strike』を基本プレイ無料化すると発表した。日本ではSteam版が配信中で、すでに無料でプレイ可能。日本語表示にも対応している。


『Fantasy Strike』は、格闘ゲーマーであり『Super Street Fighter II Turbo HD Remix』のリードデザイナーを務めた経験を持つDavid Sirlin氏が手がけた対戦格闘ゲームだ。誰でも遊べる簡単操作を採用しながら、上級者も楽しめる奥深さも備える作品として開発され、2019年から配信中である。

本作は、通常攻撃と投げ、そして2種類の必殺技をボタンに配置し、ジャンプもボタン入力でおこなうスタイル。相手にダメージを与えてゲージを溜めると、超必殺技を繰り出すこともできる。相手の投げに対しては、何も入力しないことでカウンターを発動する独自の要素を導入。また、体力ゲージが数段階に区切られており、ヒットするごとに段階的に減っていくシステムとなっている。それぞれ技の特徴が異なるプレイアブルキャラクターが用意され、今回さらに2体追加され計12体となった。

基本プレイ無料版では、プレイできるゲームモードが限定されており、オンラインでのカジュアル・ランクマッチ、トレーニングモード、CPUとのシングルマッチをプレイ可能。キャラクターは全種類利用できる。そして、本作を購入していた既存プレイヤーには、「Core Pack」とコスチューム60種を含む「Founder’s Pack」が提供される。

Core Packは2050円で販売中。無料版での内容に加え、アーケードモードやローカルでの対戦モード、サバイバルモード、パワーアップラッシュモード、オンラインでのフレンドマッチもプレイ可能となる。さらに「Collector’s Pack」が1万300円で販売開始。こちらはCore Packの内容に加えて、後述する「FANTASY+」1年分、1万3500ジェム、ラム用「ハイローラー」コスチューム、「パーティー」KO演出を同梱している。


FANTASY+は本作におけるサブスクリプションであり、加入するとリプレイシアターを利用できるほか、ユーザー名が特別に緑色で表示。さらに獲得EXPが2倍になり、キャラレベルが20に到達した際には「マスターコスチューム」がアンロックされる。加入プランは、1か月500ジェム、6か月2500ジェム、12か月4000ジェムの3種類。ジェムは、1000ジェムが980円で販売されており、さらに多く購入すると割引がつく。ジェムはFANTASY+以外にも、アイテムショップで販売されるコスメアイテムや、ユーザー名の2回目以降の変更時にも使用できる。今後はこうした少額課金要素にて、本作の開発と運営を続けていくのだろう。

『Fantasy Strike』は、Steamにて基本プレイ無料にて配信中。ちなみに、海外ではPS4/Nintendo Switch版も配信されており、こちらも基本プレイ無料化を果たしている。