『Call of Duty: Warzone』には「死のトラック」が存在する。うっかり荷台に乗り込むと、自力では脱出不可
バトルロイヤルゲーム『Call of Duty: Warzone』のマップ内に、一度乗り込むと自力では脱出することができない「死のトラック」が存在するようだ。コミュニティ内では今年5月ごろから話題になっていたようだが、うっかり乗り込んでしまったユーザーからの投稿が今も絶えない。海外メディアPC Gamerが報じている。
問題のトラックがあるのは、スタジアムから大通りを道なりに西に進み、川を越えた先にあるVerdansk Graveyardエリア内だ。Atlas Superstoreエリアとの交差点近くにある、マンションのような建物の側に停車している。トラックは焼け焦げた様子でタイヤもない。プレイヤーが乗って運転することはできず、オブジェクトのひとつとして配置されていることが分かる。
トラックの荷台のドアが開いているが、建物の壁にピッタリくっついているため、中の様子をうかがうことはできない。しかし、この建物の中に入ってトラックと接する場所の部屋に行くと、窓から荷台の中を確認することが可能だ。さらに窓を乗り越えて屈むと、荷台の中に入ることもできる。
問題はここからである。出られないのだ。荷台から。建物の部屋に戻ろうとしても、最初屈んで入ったように頭がつっかえてしまう。屈んだままジャンプできれば良いのだが、そういう訳にはいかない。上述したように、トラックは建物の壁と接するように停車しているため、隙間はわずかでありそこから外に出ることもできない。このトラックを中心に安全地帯が縮小していってくれれば御の字であるが、現実にはガスの餌食になることを座して待つ身となることがほとんどだろう。そうしたことから、コミュニティの一部ではこれを「死のトラック」と呼んでいるようだ。
そもそも、なぜトラックがこのような形で配置されているのだろうか。まず、この場所はマンションの駐車場となっており、よく見るとトラックは、白線に合わせてきちんと停車していることが分かる。ただ前方方向にははみ出しており、この場所に収めようと建物側ギリギリまで寄せたのかもしれない。荷台のドアが開いているのは、この中にアイテムなどを配置するためだろう。おそらくほかの場所にも同じトラックがあり、装備を回収できる場所のひとつとして開発元が用意したアセットだと思われる。
この荷台は空の場合もあるが、たまたまアイテムが存在し誰かが偶然発見したならば、それを取りに行こうと部屋の窓を乗り越えるのは想像に難くない。実際、上の映像でもショットガンの弾薬が存在し、別のケースではバウンティ契約をこの荷台で請け負えるようになっていたこともあったという。そして、自力では脱出できずもがくことに。まさにトラップである。
このトラックの荷台の中に入ってしまうと、自力では脱出できないと述べたが、ほかのプレイヤーの助けを借りれば脱出することが可能だ。仲間の車に乗り込む際に、多少距離があっても瞬間移動して乗ることができることを利用して、荷台のプレイヤーを車に移すという手法である。上の映像では、Tactical Roverに乗って荷台トラップにかかった仲間のもとに駆けつけている。そして、荷台に車体をこすりつけるようにして可能な限り仲間に接近し、何度か挑戦した末に救出に成功している。
この死のトラックに乗り込んでしまうプレイヤーは後を絶たないようだ。Redditなどのコミュニティでは、報告があるたびに困惑と笑いに包まれているものの、これを開発元Infinity Wardが認識しているのかどうかは不明。とはいえ、少なからずゲームプレイに影響するトラップのため、いずれ修正されることとなるだろう。