鉛筆画風ホラー『Mundaun』2021年春Steamなどでリリースへ。神話と現実が入り混じるアルプスの地で祖父の死の謎に迫る


パブリッシャーのMWM Interactiveは7月20日、ホラーアドベンチャー『Mundaun』のトレイラーを公開した。PC(Steam)および海外コンソール向けに2021年春リリースを予定している。

物語は手描きのテクスチャが特徴的な鉛筆画風のグラフィックで展開される。主人公は謎の火災で祖父が亡くなったことを知り、幼少期以来初めてスイスのMundaun(ムンダウン)を訪ねる。しかしそこでは、古く邪悪な何者かが残された住民たちに取り憑いていた。不吉な出来事の背景を探るべく、プレイヤーはMundaunの山を旅することになる。


アルプスの世界では現実と神話が絡み合っているという。トレイラーではモーセのように雪崩を割る男の姿や首だけで動くヤギなど、シュルレアリズムな光景の断片を確認することができる。草原や雪の降る頂など、秘密に満ちた多彩なエリアを巡ろう。インベントリにアイテムを収集することで物語の秘密を明かすことができる。ストーリーを進めるには各所でパズルを解く必要があるため、探索と収集が重要な要素となりそうだ。ただしこの地をさまよう生物たちがこちらに危害を加えてくることもあるため、歩き回るときは周囲に注意を払わなくてはならない。

また、作中では主人公が感じる「恐怖」がゲームに影響を及ぼすという。たとえばより強い恐れを抱いていれば移動速度が遅くなることがある。登山する中では、現地に棲まう奇妙な住民たちと交流することもあるようだ。もっとも彼らが使う言語は独自の不可解なものらしい。凹凸の激しい山岳の地では、ソリや農業用ローダーなどの乗り物が活躍する場面もあるという。


開発元のHidden Fieldsはスイスに拠点をおくインディースタジオ。荒凉としたアルプスの地をどれだけ活写してくれるのか期待したいところだ。『Mundaun』は2021年春リリース予定。PC(Steam)向けのほか、海外ではコンソール版の発売も予定されている。