マイクロソフトは7月16日、同社のサブスクリプションサービス「Xbox Game Pass」とクラウドゲームサービス「Project xCloud」を、今年9月に統合すると発表した。Xbox Live Goldを含む「Xbox Game Pass Ultimate」プランの加入者は、追加費用なしでProject xCloudを楽しめるようになるという。
Xbox Game Passは、100本以上ラインナップされたゲームが遊び放題になる、Xbox OneおよびPC向けのサブスクリプションサービスだ。日本でも今年4月からサービス開始している。マイクロソフトのファーストパーティタイトルについては、その発売日から提供されることが大きな特徴で、サードパーティについてもAAAタイトルからインディーゲームまで幅広く取り揃えている。
一方のProject xCloudは、マイクロソフトが持つサーバー上で実行されるゲームを、スマホやタブレットにてストリーミングプレイできるサービス。現在はプレビューとして一部の国に提供されており、Xbox One向けの多数のファースト・サードパーティタイトルがプレイ可能となっている。
この両者が統合されるということは、Xbox Game Pass向けのタイトルが、PCやXbox One本体だけでなく、Project xCloudを通じてスマホでもプレイできるようになるということ。マイクロソフトは、今年のホリデーシーズンに発売予定の『Halo Infinite』について、そのローンチと同時に、どこでどのデバイスを使用していようが、マスターチーフとなって『Halo』の世界に没入できるとしている。
*『Halo Infinite』は、7月24日に放送予定の「Xbox Games Showcase」にて、キャンペーンモードのゲームプレイが初披露される。
先述したように、Project xCloudは現在はプレビューとしてテスト運用されており、今回の発表は、このサービスが9月に正式ローンチを迎えることも意味する。ただ、現時点では日本でも提供されるのかどうかは不明。ゲーミングPCやXbox One本体を持っていなくても、手軽にPC/コンソールゲームを楽しめるサービスであり、2020年内には日本でも提供予定と伝えられていたため、期待したいところである。
今回の発表ではほかに、今年のホリデーシーズンにローンチ予定のXbox Series Xの特徴の紹介などもおこなわれた。目新しい情報としては、Kinect向けを除くすべてのXbox Oneゲームが、Xbox Series Xのローンチと同時に後方互換対応する見込みであることが示されている。