『あつまれ どうぶつの森』にて「人気漫画家」がマイデザイン公開サービス中。「ひだまりスケッチ」や「ARIA」などの制服がゲーム内に

 
Image Credit : 蒼樹うめ / 天野こずえ / 安部真弘 / ワダアルコ / 任天堂

美術館やファッションブランド、はたまたエンタメ・スポーツ業界と、さまざまな方面から展開されるマイデザインが賑わいを見せる『あつまれ どうぶつの森』。昨日7月16日には、4コマ漫画「ひだまりスケッチ」や「魔法少女まどか☆マギカ」のキャラクター原案などで知られる漫画家・イラストレーターの“うめ先生”こと、蒼樹うめ氏が公開したマイデザインが注目を集めているようだ。

今回、蒼樹うめ氏が自身のTwitterアカウントで公開したのは、“やまぶきこうこうせいふく”と“やまぶきこうこうふつうか”の2種類。うめ氏が芳文社の月刊4コマ漫画専門雑誌「まんがタイムきららキャラット」で連載中の代表作「ひだまりスケッチ」に登場する制服がモチーフになっている。

コートのPROデザインを採用した両デザインは、白地のシャツに6つボタンの赤いベストと、原作に忠実な造りになっている。リボンタイも精細に再現されており、主人公「ゆの」が所属する美術科は細く、ゆのと同じひだまり荘の住人「なずな」が所属する普通科は太く、デザインを分けてタイプ別に制作するこだわりぶり。当マイデザインは作者・作品IDともに公開されているので、制服を着てみたい方はゲーム内からダウンロードさせていただこう。

同じ漫画家の方では、「ARIA」や「あまんちゅ!」で知られる天野こずえ氏もマイデザインを公開している。「あまんちゅ!」の舞台である夢ヶ丘高校の制服をモチーフにした2作品では、バルーンワンピースやコートをベースとして、鮮やかな色合いや特徴あるリボンタイの形状を再現。「ARIA」の主人公の水無灯里が所属する水先案内店であるARIAカンパニーの制服をモチーフにした作品では、半袖ワンピースをベースに随所の模様や腕のロゴまで細かに再現しており、原作そのままのクオリティだ。これから北半球に本格的に訪れる夏にピッタリなデザインになっている。

こういった『どうぶつの森』シリーズにおける漫画家の方のマイデザインといえば、「侵略!イカ娘」や「あつまれ!ふしぎ研究部」で知られる安部真弘氏の作品を思い浮かべるシリーズファンもいるのではないだろうか。安部氏は以前、『とびだせ どうぶつの森』にて「侵略!イカ娘」の登場キャラや衣装などのマイデザインを制作。QRコードも公開されたことで注目を集めた。

本作では、スマホアプリ「Nintendo Switch ONLINE』の連携サービス「タヌポータル」を介して、過去作のQRコードを読み取ってマイデザインに取り入れることができる。安部氏は、実際にタヌポータルを介して本作にもイカ娘を侵略させることに成功している。過去には『スプラトゥーン』にてイカ娘の衣装(ギア)が正式にコラボレーションを果たしたり、『スーパーマリオメーカー2』では触手コースなるものを制作されたりと、任天堂タイトルへの侵略に意欲的な様子。今後のイカ娘の動向にも注目しよう。

そのほかにも、「Fate/EXTRA」などのキャラクターデザイナーで知られるワダアルコ氏や、「おとめ妖怪ざくろ」や「輪るピングドラム」のキャラクター原案も手がけた星野リリィ氏、自身を重度の『どうぶつの森』オタクと称する「トーキョーバベル」などの漫画原作者である花林ソラ氏など、著名な方々が本作をプレイされているようだ。今後も精力的なアップデートが続けられる中、世界観の広がる精細なクオリティのマイデザインが漫画家から公開されることに期待を寄せたい。