フライトシム『Microsoft Flight Simulator』プレミアム デラックス エディションは「ディスク10枚組」の超ボリュームに
先日、マイクロソフトはフライトシミュレーションゲーム『Microsoft Flight Simulator』のPC版を8月18日に発売すると発表した(関連記事)。国内ストアにてダウンロード版の事前購入ができるほか、本作のパッケージ版も予約を開始している。物理版の流通は数多くのシミュレーターを販売する海外のパブリッシャーAerosoftが担当しており、同社公式サイトより本作のボックスを垣間見ることができる。そこで明かされている情報によれば、『Microsoft Flight Simulator』のディスクは最大で10枚にもおよぶという。
パッケージ版には「スタンダード エディション」と「プレミアム デラックス エディション」が存在する(中間となるデラックス・エディションについてはダウンロード版のみ)。10枚のディスクを含むのは最上位版となる「プレミアム デラックス エディション」だ。通常版より10種類ずつ多い航空機と、手作業で作られた空港が収録されている。
Aerosoft公式フォーラム管理者であるMathijs Kok氏の説明によれば、『Microsoft Flight Simulator』の内容は大きく分けて次の通りに分けられる。「1. シミュレーターのコードそのもの」「2. 航空機と世界のデータ」「3. 任意のオンラインストリームコンテンツ」「4. サードパーティファイル」の4種類だ。Aerosoftが販売するDVDには「2」のデータがすべて収録されており、そのサイズは90GBにもおよぶという。ダウンロード版ではクラウドから逐一送られるデータをディスクに収めておくことで、回線の遅いインターネットを利用しているユーザーでもまったく同じ内容を楽しむことができるとのこと。ちなみに「スタンダード エディション」に関しては最上位版にはおよばないものの、6枚組のボリュームとなっている。
ディスク枚数が多い作品の例としては、PC版『Grand Theft Auto V』が挙げられるだろう。こちらは2013年発売にして7枚組となっている。オープンワールドの規模を考えれば納得のいく枚数かもしれない。そもそも、近年においてはPCゲームのパッケージ版においても、ディスクではなくデジタルコードは封入されるケースがほとんど。スリム化が進む中で10枚組というボリュームで世に出る『Microsoft Flight Simulator』パッケージ版。航空機・空港だけでなく200万以上の都市や15億の建造物、動的に生成される環境要素の数々などに改めて期待が寄せられるところだ。
パッケージ版『Microsoft Flight Simulator』はプレミアム デラックス エディションが112.06ユーロ/約1万3676円、スタンダード エディションが60.34ユーロ/約7364円(いずれも送料別)。Aerosoft公式サイトより予約購入が可能だ。一方ダウンロード版は最上位版/上位版/通常版がそれぞれ1万3100円/1万700円/7450円 (いずれも税込)で販売される。