『牧場物語 再会のミネラルタウン』Steam向けに配信開始。人気作を丁寧にリメイクしたSteamで初の本家「牧物」

XSEED Gamesは7月15日、『牧場物語 再会のミネラルタウン』をSteam向けに配信開始した。最大4Kまでの解像度に対応し、マウスおよびキーボード操作に対応する。

XSEED Gamesは7月15日、『牧場物語 再会のミネラルタウン』をSteam向けに配信開始した。価格は6380円で、日本語表示も対応している。本作は、2003年に発売した『牧場物語 ミネラルタウンのなかまたち』および『牧場物語 ミネラルタウンのなかまたち for ガール』を原作としたフルリメイク作品。昨年10月にNintendo Switch向けに発売され、この度はSteam向けに配信されている。

本作では、ミネラルタウンにてほのぼの生活を楽しめる。畑で作物や果物を育て、出荷してお金を稼ぐもよし。ウシやヒツジなどを飼い、酪農を進めるもよし。街へ出て人々とふれあい、特定の人物と恋愛するもよし。仲を深めて結婚すれば、子供も生まれる。そのほか、食材を使い料理をしたり、川で釣りをしたり、温泉を見つけて入ったりなど、選択肢は幅広い。どう暮らすのかはプレイヤーの自由だ。なおゲーム内では時が流れているが、自宅やお店の中など、室内では時間の経過が止まる。

リメイクにあたっては、グラフィックを含めさまざまな点が現代向けに作り直されている。主人公は、男2名女2名の合計4名から選択可能。動物としては、ペンギンやカピバラも登場する。また同性愛要素も導入されており、同性同士の恋愛や事実上の同性婚が可能。子供を授かることもできる。恋愛要素も現代向けになっているというわけだ。


Steam版については、最大4Kまでの解像度に対応し、マウスおよびキーボード操作に対応する。先行して発売されたNintendo Switch版と比べると、大きな追加要素はないようだが、日本語字幕で遊べるのは嬉しいところだろう。というのも、本作はSteamにて日本語で遊べる初めての『牧場物語』シリーズなのだ。関連作としては『ドラえもん のび太の牧場物語』が昨年Steamで発売されたが、こちらは日本ユーザー向けには販売されていない。派手さはないものの、人気作『牧場物語 ミネラルタウンのなかまたち』を丁寧にリメイクしており、『牧場物語』シリーズの魅力をしっかりと味わえる作品に仕上がっている。

やや値は張るものの、これを機に人気ジャンルの元祖の魅力を味わってみるのもいいだろう。『牧場物語 再会のミネラルタウン』Steam版は7月15日より配信中だ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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