「ポケモンカードゲーム」で“レイドバトル”が海外導入。仲間と共闘してキョダイマックス化したボスを撃破する新ルール


『ポケットモンスター』を題材としたTCG「ポケモンカードゲーム」にて、仲間と協力して強大なボスを倒すレイドバトルが海外で発表された。4人のプレイヤーで協力してダイマックス/キョダイマックス化したポケモンを倒す新ルールとなっている。

用意するものはボスとなるポケモンのカード・ボスの攻撃カードのデッキ・「応援」カードのデッキ・きぜつカウンター4枚・ダメージカウンター・コイン1枚。これらは公式サイトからダウンロードできるほか、Web上のアシストツールを使ってPC上にセットアップすることもできる。

ゲームを始める前にボスの強さを決定する。4人それぞれの手札からもっとも強いワザを選び、その合計値を計算しよう。同じピカチュウでも、4人の合計値が250〜390の場合はレベル1、400〜590の場合はレベル2、600以上の場合はレベル3のカードが適用される。またプレイヤーはそれぞれ任意のポケモンを2枚連れていくことができる(エネルギー・トレーナーカードは不可)。はじめに場に出しておくアクティブポケモンと、ベンチに入れておくポケモンを決めて始めよう。


まずはプレイヤー側のターンから開始する。使用するワザを宣言し、与えた分のダメージカウンターをボスポケモンの側に加えていこう。4人全員が攻撃を終えたらボスポケモンのターンになる。ボスの攻撃の山から1枚カードを引くと、「どのワザを」「どのプレイヤーに対して」使用したかが書かれている。標的となったプレイヤーは自身のポケモンの上にダメージカウンターを重ねるのだ。ボスの行動カードに「もう1枚引く」と書かれていればさらにドローし、攻撃を重ねよう。レベル3なら1ターンで最大4回もの行動ができる。もしプレイヤーのポケモンが自身のHPより大きなダメージを受けた場合はきぜつ状態となってしまうため、きぜつカウンターをポケモンの上に重ねておく。

ポケモンがきぜつしたプレイヤーは次のターンで攻撃することができない。その代わり応援カードの山から1枚引くことが可能だ。応援カードは「トレーナーのポケモンのHPを80回復する」「このターンの攻撃はすべてダメージが50上乗せされる」など、さまざまなサポート効果を発揮することができる。応援を終えればきぜつカウンターを取り除ける。他のプレイヤーは引き続き攻撃するか、ベンチのポケモンと交代した上でワザを繰り出そう。プレイヤーが与えたダメージの累積がボスポケモンのHPを超えれば撃破となり、プレイヤー側の勝利だ。代わりに、プレイヤー側にきぜつカウンターが4枚ついた場合は敗北となる。


レイドバトルは通常のポケモンカードバトルと比べてややシンプルなルールで、初心者でも気軽に楽しむことができる。一方、慣れたプレイヤーが多い場合はワザのタイプ別相性を使い、ダメージ計算にバフ/デバフを付与することが勧められている。対面でのバトルだけでなく、ビデオチャットやWeb上のツールを使ったリモートプレイも推奨されており、さまざまなかたちで楽しむことができそうだ。プレイマットのダウンロードやアシストツールはこちらの公式サイトから利用できる。