フライトシム『Microsoft Flight Simulator』PC版が8月18日に発売決定。羽田空港収録、 AzureとBingで描かれるリアルな世界を飛ぶ
マイクロソフトは7月13日、フライトシミュレーションゲーム『Microsoft Flight Simulator』のPC版を8月18日に発売すると発表、国内ストアにて予約受付を開始した。「スタンダート エディション」の価格は税込7450円。なお、本作はPC(Windows 10)向けサブスクリプションサービス「Xbox Game Pass for PC」に対応。Xbox One版の発売も2020年内に予定されている。
本作は、 Asobo Studioが開発を手がける、フライトシミュレーションゲーム『Microsoft Flight Simulator』シリーズの最新作だ。独自のフライトプランのもと、軽飛行機や商用ジェットといった航空機を操縦し、圧巻のディテールで再現された世界でフライトが楽しめる。操作面については、マニュアルからフルアシストまで腕にあわせて変更可能。操縦ガイダンスやチェックリストなども充実しているという。
ゲーム内に登場する空港は、マイクロソフトのクラウドサービスAzureと連携し、検索エンジンBingが持つ膨大なマップデータから3Dモデルを生成。さらに生成モデルを手作業にてリアルに作り込み、世界中の空港が収録される。また、航空機の物理演算はもちろん、空の表現などもリアリズムを追求。200 万以上の都市や15 億の建物や、山・川・森林といった自然環境を再現。交通量や天候の変化、動物の活動といった動的な要素までも緻密に表現される。なお風速・気温・湿度など、実際の天候と同じ状況でフライトを楽しめるモードも用意されているとのこと。
マルチプレイにおいては、現実世界で運航中の航空機を含む、地球上すべてのパイロットが同じ世界を共有する。モードを選択することで、運航ルールに則ったフライトを楽しんだり、ルールに縛られない自由なフライトを楽しむことが可能だ。なお、任意のフレンドとグループを作成し、仲間内だけでプレイできるモードも収録されている。
本作は、3種のエディションが用意されている。基本となる「スタンダート エディション」は、20種の特別な航空機と30種の手作り空港を収録。「デラックス・エディション」には、スタンダードの内容に加え、5種の特別な航空機と手作り空港を追加。もっとも収録数の多い「プレミアム デラックス エディション」では、さらに5種の特別な航空機と手作り空港を追加し、計30種の特別な航空機と40種の手作り空港が収録される。なお、本作では3万7000以上の空港が用意されるが、その中でも手作業にて作り込まれた空港も存在する。それが手作り空港である。ちなみに日本の羽田空港は手作り空港のひとつであり、スタンダードエディションに収録されている。以下、収録手作り空港リストである。
なお、Xbox Game Pass for PC(Beta)に含まれるのは「スタンダート エディション」。現在サービスに新規登録した場合、登録初月は100円で利用可能。以降は月額425円で利用できる。動作環境については、下記のとおり。
・最小スペック
OS: Windows 10 Nov 2019 Update (1909)
CPU: Ryzen 3 1200 / Intel i5-4460
GPU: Radeon RX 570 / NVIDIA GTX 770
VRAM: 2GB
RAM: 8GB
HDD: 150GB
Bandwidth: 5Mbps
・推奨スペック
OS: Windows 10 Nov 2019 Update (1909)
CPU: Ryzen 5 1500X / Intel i5-8400
GPU: Radeon RX 590 / NVIDIA GTX 970
VRAM: 4GB
RAM: 16GB
HDD: 150GB
Bandwidth: 20Mbps
・理想的なスペック
OS: Windows 10 Nov 2019 Update (1909)
CPU: Ryzen 7 Pro 2700X / Intel i7-9800X
GPU: Radeon VII / NVIDIA RTX 2080
VRAM: 8GB
RAM: 32GB
HDD: 150GB SSD
Bandwidth: 50Mbps
『Microsoft Flight Simulator』は、Windows 10 PC向けに8月18日発売予定だ。なお、マイクロソフトは同作公式サイトのFAQページにて、SteamやEpic Gamesストアでのリリースについて言及。「現在は追加バージョンのリリースは考えていないが、できるだけ多くのプラットフォームで遊べることが目標」と回答している。