『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』Steam版の売上が50万本突破。人気の旧作が異例の速さでSteamチャートを駆け上がる

 

ATLUS Westは7月11日、『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』Steam版のプレイヤーが50万人を突破したと発表した。Steam版が発売されたのは2020年6月14日。1か月待たずしての達成となる。本作は、2007年にPS2で発売された『ペルソナ4』をオリジナルとしているが、発売から10年を経過してもその勢いはとどまることを知らない。

『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』は、PS2向けに発売された『ペルソナ4』をベースに、追加要素を加えてPS Vita向けに移植された完全版。主人公は両親の仕事の都合にて、都会から郊外の八十稲羽市に越してきた男子高校生。平穏な田舎で繰り広げられる怪死事件やマヨナカテレビと呼ばれる噂など奇妙な事件に巻き込まれながら、真実を見つけるべく奮闘することになる。


『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』では、追加要素として謎めく少女マリーが登場。近隣の沖奈市へ遊びに行けるなど新たなイベントや新規アニメーションが追加され、バランス調整もおこなわれている。Steam版においては、国内のアトラスのスタッフがPreapp Partnersと共に移植を進めたとされており、PC向けにしっかりと最適化されている。テクスチャとジオメトリのディテールがオリジナル版から改善されているほか、数多くのPC向けオプションを用意。ウルトラワイドには流石に対応していないものの、フルHDに対応。

可変フレームレート対応で、なめらかに稲羽市にて活動できる。アンチエイリアスや影表現、レンダリングスケールをカスタムすることができる。マウス&キーボードにも対応しており、日本語・英語両音声を収録。オリジナル版の評価が高く、PC移植も丁寧、さらに安価ということで、これほど大きな風が吹いたのだろう。

今年Steamで発売され50万本販売が公表されている作品としては、「ポケモン」ライクなオンラインRPG『Temtem』があげられる。同作もまた発売1か月にて50万本を達成。Steamはマーケットこそ大きいが、発売直後から大きくヒットするタイトルは極わずか。旧作でありながら発売1か月で売上50万本を突破する『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』が、いかに人気であるかわかる。新作も出ていることもあり、さすがに全世界売り上げ上位は他タイトルに譲っているが、今後もジワジワと販売本数を伸ばしていくことだろう。

『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』は、Steamにて1980円にて配信中だ。