パブリッシャーのDevolver Digitalは7月11日、『Blightbound』のSteamでの早期アクセス販売を、7月29日に開始すると発表した(日本では7月30日)。本作は、オランダのデベロッパーRonimo Gamesが手がける、マルチプレイ・ダンジョン探索アクションゲームだ。
『Blightbound』の世界では、かつて伝説の戦士たちが邪悪なるShadow Titanを打ち破るも、その砕け散った殻が「Blight」として立ち昇り、すべての生きるものを邪悪な存在へと変えてしまった。それこそがShadow Titanの真の目的だったという。それから数十年後、島を取り囲む邪悪な霧Blightの災厄に立ち向かうため、3人のヒーローが冒険に出る。
本作は、3人のプレイヤーでの協力プレイをおこなうアクションゲームで、ローカル・オンラインに両対応する。舞台となる島は3つの区画に分かれており、それぞれ複数のダンジョンを擁している。プレイヤーは、拠点となる山の避難小屋を出て仲間と共にダンジョンに潜り、敵を倒しパズルを解きながら探索。そして、待ち受ける強大なボスに挑むのだ。
プレイヤーキャラクターとなるヒーローは、最終的には20人以上が用意される予定だが、現時点では6人ほどのプロフィールが公開されている。それぞれ異なるバックストーリーが設定されているほか、クラスに合わせた独自のスキルや能力も持つ。たとえばウォリアークラスの場合、3段までコンボが繋がる「Sword Strike」を基本攻撃とし、盾で敵の攻撃を防げる「Shield Block」が専用アビリティとなっている。
キャラクタークラスにはほかにアサシンやメイジも存在し、アサシンは敵の背後からの攻撃が強力になり、メイジは回復魔法を扱えるなどの特徴がある。同じクラスに属するキャラクターが複数登場する形となるが、2種類あるTitanと呼ばれるクールダウン制の特殊スキルや、指定のアクションによるチャージ制の必殺技Ultimate、またパッシブスキルの種類にて、それぞれのキャラクターの性能面での個性が表現されている。
ダンジョン内では、邪悪な霧Blightによってモンスターに変貌した敵が、プレイヤーに次々に襲いかかる。そうした敵を一掃するなど、エリアごとに設定された目標をこなしながら、ボス目指してダンジョンをさらに潜っていくのだ。特別なエリアへの道を切り拓くために鍵を入手したり、特定の場所に存在する篝火の消したりといった目標もあるようだ。エリアによってはパズル要素も用意され、トレイラーでは箱を動かして床のボタンを押す様子が見られる。またダンジョンの探索においては、価値ある素材アイテムの収集や、新たなヒーローキャラクターの救出も大事な目標となる。
拠点である山の避難小屋では、プレイヤーキャラクターの装備品のクラフトや購入、新たなヒーローのアンロックなどが可能。マルチプレイロビーの機能も兼ねている。避難小屋をアップグレードすると、より多くのアイテムをクラフトできる職人や、ヒーローを鍛え上げる人物が現れるという。装備品には武器や防具、装飾品があり、合わせて数百種類が登場予定。アイテムによって、さまざまなバフ効果をキャラクターに付けることができる。そして装備を整えたら、仲間と共にふたたびダンジョンに潜るのだ。
本作を手がけるRonimo Gamesは、『Awesomenauts』や『Swords & Soldiers』シリーズなどで知られるデベロッパーだ。今回の『Blightbound』では、コミュニティとの交流を通じて開発を進めていく方針を取っており、それをもとに新たなダンジョンやヒーロー、アイテムなどを無料アップデートにて随時追加し、ゲームを拡張していく計画だという。なお、本作は3人マルチプレイ専用ゲームであり、ソロプレイには対応しないようだ。同スタジオは、一緒に遊ぶ友人がいなくても、マッチング機能により見知らぬ誰かとフレンドになることが可能だとコメントしている。
『Blightbound』は、Steamにて7月30日に早期アクセス開始予定。ストアページによると日本語表示にも対応するようだ。価格は19.99ドル(約2130円)で、10%割引のローンチセールも予定している。