恐竜サバイバルホラーゲーム『Deathground』発表。自律的に行動する恐竜の脅威から生き残り、謎の施設からの脱出を目指す


デベロッパーのJaw Drop Gamesは7月10日、『Deathground』をPC向けに発表した。本作は、ソロあるいは最大3人での協力プレイにて、恐竜の恐怖に立ち向かうサバイバルホラーゲームだ。

本作にてプレイヤーはプロのハンターとなり、ジャングルの中にたたずむとある施設に潜入し、貴重な物資の奪還を目指す。ただし、ここには複数の凶暴な恐竜が野放しになっている。そうした危険のなか、暗く不気味な施設および周囲の自然環境にてサバイバルをおこないながら目的を達成し、施設から脱出しなければならない。

ゲームプレイは、その都度示される目標をこなしながら進めていく。協力プレイの場合は、コミュニケーションを取りながらのチームプレイが求められる目標が設定されるという。プレイヤーキャラクターには複数のクラスが用意され、特性やスキル、また所持ツールに違いがある。具体的な内容はまだ明らかにされていないが、特別な武器や電子ツールなどが割り当てられるようだ。トレイラーでは、近くにいる恐竜の位置を特定するレーダー機器を使用する場面が見られ、公開されたコンセプトアートから察するに、これはあるキャラクタークラスだけが持つツールと思われる。


本作における最大の脅威である恐竜は、AIによって自律的に行動し施設内を徘徊。プレイヤーを狩ることを目的に、状況にダイナミックに反応しながら迫ってくる。恐竜の接近は足音で察知できるほか、上述したツールも使用可能だ。また、探索を通じて多彩なアイテムを入手できるほか、クラフトシステムも用意されている。すぐ近くまで恐竜が迫ってきたら、どのように対処するのか判断が求められる。

物陰で息を潜めたり、ロッカーなどの中に入るなどステルスプレイにてやり過ごしたり、あるいは素早く退避したり。物を投げて、その音で恐竜を任意の方向に誘導することも可能。ダッシュはスタミナを消費する模様であるため、見つかってから走って逃げ続けるのは難しそうだ。銃などの武器も使用できるが、『ALIEN: ISOLATION』を彷彿させる本作のゲームジャンルを考えると、一時しのぎにしかならないと考えるべきかもしれない。


本作ではこのAI制御の恐竜をはじめ、ダイナミックに変化する天候や、状況によって設定される目標、また、ランダムで決定されるゲーム開始地点と脱出ポイントによって、プレイするたびにユニークな体験を生み出し、リプレイ性を高めるとのこと。また、コミュニティからの意見も取り入れながら開発を進めていきたいとしている。

『Deathground』は、PC(Steam)向けに開発中。将来的にはコンソール版のリリースも視野に入れているという。現在は、Kickstarterにて開発資金を募っており、本稿執筆時点では残り27日で初期目標金額のおよそ3割程度の出資が集まっている状況だ。興味のある方はキャンペーンページをチェックしてほしい。