フランスのインディースタジオLozange Labは7月9日、街づくりパズル『Rip Them Off』を発表。9月24日にリリースすることを告知した。PC/Mac/Linux(Steam)およびiOS向けに発売され、日本語にも対応する。
『Rip Them Off』は経営マネジメントとタワーディフェンスを組み合わせたミニマルなパズルゲームだ。ステージとなるのは、何本かの線で構成された簡素な地図。プレイヤーは道沿いの空き店舗を購入し、店を構えることで通行人の心を捉えなくてはならない。通りを歩く人々が立ち寄らずにはいられない商店街を作り出し、利益を上げることが目標となる。交通量を最大化し、なるべく多くの客が訪れるように仕向けよう。それぞれの店にはキャパシティがあり、店内が満員だとせっかくの来店客を取りこぼしてしまうことも。相互に連結する店通りを構築し、できる限り通行する人間を逃さないようにすることが鍵となる。
各ステージには達成すべき目標が設定されており、十分な利益を得て「役員」を満足させることができればクリアだ。シンプルな目抜き通りから、いくつかの道が交差したトリッキーな地図まで舞台となる街はさまざま。人の流れも変わってくるため、街ごとに異なる戦略が必要となるだろう。ゲームが進むにつれチャレンジの難易度も理不尽となっていく。数々の要求に応え、メトロポリスの形成を目指すのだ。
まるで1950年代のレトロ広告デザインのような、大胆で幾何学的なグラフィックも特徴的。音楽も50’sレコードのようなサウンドを意識しているという。また本作では時間の流れる速さを好きに調節することができる。利用客の滞在時間や通行速度を抑えて、完璧な戦略をじっくり練りながらプレイすることも可能だ。
スタイリッシュに資本主義を皮肉る『Rip Them Off』は9月24日、日本語対応でリリース予定。PC/Mac/Linux(Steam)およびiOS向けに配信される。定価は後日告知とされているが、現在App Storeでは約427円(3.99USドル)にて事前購入が可能だ。