『あつまれ どうぶつの森』の「橋侵入禁止バグ」がマッハ修正。高い場所に和風橋を置いても“阻まれない”
任天堂は7月10日、『あつまれ どうぶつの森』のアップデートを実施。更新データVer. 1.3.1を配信開始した。マイナーアップデートとなる今回の配信では、不具合の修正がおこなわれている。以下、公式サイトより引用:
・崖上(三段目)にかかっている「わふうのはし」「あかいわふうのはし」を通行できない不具合を修正しました。
・マリンスーツがタヌキ商店で販売されないことがある不具合を修正しました。
・ヤドカリが砂浜以外の場所に出現する不具合を修正しました。
・島民のどうぶつが、会話後に不適切なタイミングで吹き出しで発言する不具合を修正しました。
今回の目玉の修正点といえば、橋侵入禁止バグの修正だろう。橋侵入禁止バグとは、「島の橋に不可視の壁が出現する」という不可解な不具合。島にある何の変哲もない橋を通ろうとすると、透明な壁にぶつかってしまう。何もない空間にパントマイムのように突き当たり続ける。突然橋を渡れなくなる怪奇現象として、ユーザーの間で恐れられた。
このバグについては、地形の高さが関係していると指摘されていた。具体的には、3段目の高さに架けられた橋の上で発生するという。本作では島の地形変更により、土を重ねることで高所のエリアを作り上げることができる。現在高さとしては3段目までを作ることができるが、以前不具合により4段目に到達することができた。この不具合は、最近になり修正された。
しかし4段目への到達が不可となったのと同時期に、橋を渡れなくなる不具合が発生。挙動としては、3段目の高さに和風橋を設置することで4段目を塞ぐための天井に当たり、侵入不可になったのだろう。不具合を修正することで、また別の不具合が発生するようなかたちとなっていた(関連記事)。アップデートが実施された7月3日より発生した不具合であるが、約1週間で修正されるはこびとなった。
『あつまれ どうぶつの森』は、地形変更や屋外の家具置きが可能となり、従来の作品以上に自由度の高い作品となったと同時に、不具合についても目立つタイトルになっている。住民神隠しバグに、アイテム増殖バグ、壁抜けバグなど、確認されているものだけでも数多い。アップデートによりコンテンツが追加される一方で、不具合も発生している。世界中のユーザーに遊ばれており、SNSにて情報共有されやすい時代であるがゆえに、多く感じてしまうこともあるだろう。一方で、任天堂は不具合対応に気を配っており、今回の橋侵入不可バグを代表として大きなバグについては1週間程度で修正されてきた。
依然として残っているバグとしては、外観バグと呼ばれる「以前住んでいたどうぶつの家の外観が残ったままになる」不具合が存在。こちらは修正予定であることが、ユーザーの問い合わせにより判明している。アップデートにより拡張されていくゲームにおいて、不具合発生を防ぎ切ることは不可能でもある。今後も迅速な対応が続けられていくことが望まれるだろう。