Electronic Artsは7月9日、「The Sims Spark’d」を発表した。アメリカのテレビ放送局TBSが、Turner SportsとEleague、そしてBuzzfeed Multiplayerと協力して製作・放送するという。現地時間7月17日の午後8時に、第一回がオンエアされるとのこと。
「The Sims Spark’d」は、シミュレーションゲーム『The Sims』を題材としたリアリティーショーだ。実際の男女が『The Sims』のような生活をおくる……というわけではなく、『The Sims 4』のプレイを介したバトルが繰り広げられる。12人のプレイヤー(有名タレント)が参加し、課された目標を達成すべくゲーム内でキャラづくりや世界づくり、もしくはストーリー作成に励む。制限時間は2時間。3人の審査員による選定がおこなわれ、もっともユニークなコンテンツを生み出した者には10万ドル(1070万円)がおくられる。
映像内では、参加者たちが画面に向かって真剣に『The Sims』の世界を構築している姿が描かれる。単にコンテンツづくりをする様子が描かれるだけでなく、候補者の間で生まれる人間ドラマもまた、映像の見どころになりそうだ。司会についてはシリーズ大ファンのRayvon Owen氏が務めるほか、審査員についても著名人が担当するそうだ。番組については、TBSで放送されたのち、翌週にはBuzzFeed Multiplayer(YouTubeチャンネル)でも視聴可能。ただし、英語でのみの放送になるという。
『The Sims』は、人生シミュレーションゲーム。プレイヤーは自身の創造力を発揮し、シムと呼ばれる住民たちの人生を自由にコントロールする。外見からファッション、性格から願望までカスタマイズ可能。セレブな生活を送らせたり、隔離された極狭アパートに追いやったりと、シムたちの人生を見守ったり振り回したりして楽しもう。シムたちを放置してもよし、育ててもよし。涙あり笑いありのドラマが楽しめる。
参加者がゲームである『The Sims』をプレイし、そのクオリティの高さを競うという、独自のリアリティーショーを展開する「The Sims Spark’d」。『The Sims 』は全世界ですでに人気を博しているタイトルであるが、新たなユーザー層を開拓する、販促ドラマになりそうだ。