フランス革命下で機械兵と戦うアクションRPG『Steelrising』発表。架空のパリにて、暴君ルイ16世に立ち向かい歴史を変える

フランス革命下で機械兵と戦うアクションRPG『Steelrising』発表。『Steelrising』では架空のパリにて、暴君ルイ16世に立ち向かい歴史を変える。主人公はマリー・アントワネット妃のボディガードを務めるエリート女性型ロボットだ。

パブリッシャーのNaconは7月8日、オンラインイベント「Nacon Connect」を放送。この中で、傘下デベロッパーSpidersが手がけるアクションRPG『Steelrising』を発表し、ティザートレイラーを公開した。

本作の舞台となるのは、架空のフランス・パリ。ルイ16世率いる機械兵がフランス国民を弾圧し恐怖に陥れている時代である。主人公のイージス(Aegis)は、この恐怖の支配に立ち向かい、革命を起こして歴史の流れを変えることを目指す。


『Steelrising』の主人公イージスは、マリー・アントワネット妃のボディガードを務めるエリート女性型ロボットである。ルイ16世は革命の勃発を抑えるため、制御不能となった機械兵の軍勢を解き放っており、王妃は機械兵による市民への虐殺行為に終止符を打つため、その製作者を探し出すようイージスに命じる。これが本作でのプレイヤーの目的だ。

今回の発表にて開発元Spidersの共同設立者・社長Jehanne Rousseau氏は、本作に取り組むにあたっては、「もしルイ16世が暴君となり、機械兵をもってフランス革命を初期段階で潰してしまおうと試みたらどうなるだろうか」とイメージを膨らませたとコメント。また本作の世界におけるパリには、実在の建造物もあればもう現存していないものも収録し、たとえばル・グラン・シャトレやタンプル塔といった、本作の舞台となる1790年前後を象徴するランドマークが見られるという。


本作のゲームプレイについては、Spidersの過去作よりもアクションにかなり重点を置いているそうだ。同スタジオは、これまでに『GreedFall』や『The Technomancer』『Bound By Flame』などを手がけている。パリ市街地での探索ゲームプレイにおいては垂直方向への広がりがあり、地面ばかりを歩くことはないとのこと。建物のバルコニーに登ったり、別のロケーションへと繋がる隠された通路を発見したり。また、あらゆる要素が流動的に組み合わさったゲームプレイを導入しており、バトルについてはダイナミックに街を移動しながらおこなうこととなる。

ロボットであるイージスはその身体に搭載した武器を扱い、本作では合わせて7系統以上を収録予定。たとえば腕に仕込める素早い攻撃に向いたものや、錬金術を利用した長射程ライフル、あるいは敵を粉砕する重量級武器なども登場するという。豊富に用意されるサイドクエストや街の探索などを通じて、ユニークな装備品やアイテムを入手し、イージスのカスタマイズが可能。新たな武器の装備のほか、イージスをより強力にするのか、あるいは機動力や耐久性を上げるのか、プレイヤーには選択が求められるそうだ。


Jehanne Rousseau氏は、本作にてプレイヤーはバトルをこなしながら最適な戦略を見つけることになるだろうと述べる。一方で、本作の世界観に没入することで、メインの物語の結末を見るにあたっては、ただ戦略的に進めるだけではないゲームプレイを模索したくなるだろうとも。同氏は、本作の世界を可能な限り多彩で深みのあるものに仕上げたいとしている。

『Steelrising』は、PC(Steam)および次世代コンソール向けに発売予定。すなわちPS5とXbox Series X向けということだろう。発売時期は未定となっている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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