パブリッシャーDeep Silverは7月4日、『Windbound』のゲームプレイ映像を公開。ゲームプレイの詳細を明らかにした。本作は、オーストラリアのインディースタジオ5 Lives Studiosが手がける、オープンワールドアクションゲームだ。グラフィックやゲームシステムからは『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』のエッセンスを感じさせ、航海要素においては『ゼルダの伝説 風のタクト』の影響が見受けられる本作。実際はどのようなゲームプレイになっているのか。21分間の映像によって、その一部が明らかにされている。
本作では、女戦士のカーラとしてサバイバル生活をおくる。大海原を移動しながら島々をわたり、この地の秘密を解き明かすのだ。島にはさまざまな物が落ちており、多彩な生き物が暮らしている。物を壊したり敵を倒したりして素材を集め、装備やアイテムをクラフトしていくのが基本的な流れとなる。特定の島には朽ちた塔が存在しており、塔にのぼればカーラのアミュレットに「鍵」が宿る。新たな土地へ島々をわたり、塔にのぼり鍵を集めるのだ。本作はサバイバルゲームと称されているが、拠点などは作らず常に移動し続けるアクションアドベンチャーゲームに近い形式だという。目的地には遠くから見える光柱が立っており、これを目印に海を渡っていく。
海を移動していく上では、ボートにマストを張る必要がある。海には風が吹いており、マストを調整することで移動速度が劇的に変化する。神殿のような島も存在しており、塔で集めた鍵を使って、神殿の中へと進んでいける。そこからボートにて神秘的なエリアに到達。社のような場所もあるといい、道中で集めたシャードと引き換えにアビリティを得ることもできる。
『Windbound』では、フィールドのさまざまなものが素材として落ちている。岩や木材、竹などを組み合わせて、クラフトにて近距離・遠距離武器を作り出す。島の凶悪な動物たちを倒すには、武器が不可欠だ。動物を倒すことで、より強力な素材やレシピなどが手に入る。本作では体力とスタミナのゲージが存在しており、体力はダメージで減るほか、スタミナはダッシュやジャンプなどスタミナを消費する行動を繰り返すことで、上限が減っていく。焚き火をして食べ物を作成し、腹を満たせばスタミナも復活する。
今回の長めの映像によって、ゲームの基本的な流れを把握することができるだろう。冒頭に述べたように、基本的なゲームシステムは『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』に影響を受けつつ、海におけるシステムは『ゼルダの伝説 風のタクト』を参考にしていることが伺える。以前公開された映像では、カーラが大きなイカダに乗り2本のマストを立て移動しているシーンや、パラシュートを持って滑空するシーンが確認でき、物語が進むにつれて冒険のスケールは大きくなっていくのかもしれない。
『Windbound』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)およびXbox One、海外PS4/Nintendo Switch向けに8月28日配信予定。日本語にも対応予定だ。価格は約3000円となるようだ。