オープンワールド工場建設ゲーム『Satisfactory』売上130万本突破。Steam版はEpic Gamesストア版より速いペースの売れ行き

Coffee Stain Studiosは7月3日、現在早期アクセス中のオープンワールド工場建設ゲーム『Satisfactory』の売り上げ本数を発表し、すでに100万本の大台を突破していることを明らかにした。

デベロッパーのCoffee Stain Studiosは7月3日、現在早期アクセス中のオープンワールド工場建設ゲーム『Satisfactory』の売り上げ本数を発表し、すでに100万本の大台を突破していることを明らかにした。

『Satisfactory』は、Epic Gamesストアでは2019年3月から、Steamでは2020年6月から早期アクセス販売中。Coffee Stain StudiosのコミュニティマネジャーJace Varlet氏はYouTubeに投稿した映像の中で、2020年6月30日時点での本作の総売り上げは「132万5618本」であったと報告。プラットフォームごとの内訳はというと、Epic Gamesストア版は「95万8917本」、Steam版は「36万7601本」だったという。ここまで細かい数字を出すメーカーは珍しいが、同スタジオは透明性を重視しており、ファンから売り上げを聞かれたため公表したとのこと。

Epic Gamesストア版は、発売から3か月で50万本を突破したと発表されていたことから、それから1年ほどかけておおむね倍増した計算だ。一方のSteam版はローンチから約1か月での数字。Varlet氏は、Steam版はEpic Gamesストア版よりも速いペースで売れているとしている。その背景としては、Steamはゴリアテであり単純に非常に多くのユーザーがいることに加え、現在開催中のサマーセールの影響も大きいとのこと。本作はSteamの「人気の新作」ランキングにて上位をキープしている。またSteamでは、開発が進んでより多くの機能が実装された状態でリリースされたことも要因かもしれないとしている。いずれにせよ、どちらのプラットフォームにおいても、素晴らしい成功であるとVarlet氏は評価した。

『Satisfactory』は、未知の惑星を舞台にした一人称視点の工場建設ゲームだ。FICSIT社の従業員となったプレイヤーは、ソロあるいは協力プレイにてオープンワールド世界を探索。貴重な天然資源を入手して独自の工場を建設していく。工場は、自動化させたり効率性を高めるなど自由度の高いカスタマイズが可能で、理想の工場へと拡大・発展させていくのだ。

本作では、これまでに3回の大型アップデートを実施。垂直方向への物資の運搬を可能にするリフト状コンベアや探索用車両、貨物列車、原子力、パイプラインおよび液体資源など、さまざまな新要素を導入してきた。本作は根幹となる要素は完成しているものの、まだ早期アクセス中であり、今後もゲームを拡張・改善させていく計画だ。第4弾大型アップデートの配信時期については未定。開発元Coffee Stain Studiosは、現在オフィスを移転中であり、いくつか別の仕事も抱えているため、すぐに配信されることはないだろうとコメントしている。

『Satisfactory』は、SteamEpic Gamesストアにて配信中だ。日本語表示にも対応している。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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