アニメ「すばらしきこのせかい The Animation」2021年放送決定。野村哲也氏など原作制作陣の全面協力のもと、アニメならではのストーリーを展開

スクウェア・エニックスは本日7月4日、アニメ「すばらしきこのせかい The Animation」を2021年に放送予定であると発表した。

スクウェア・エニックスは、本日7月4日に開催されたAnime Expoに代わるライブストリーミングイベントAnime Expo Liteにて、アニメ「すばらしきこのせかい The Animation」を2021年に放送予定であると発表した。放送時期の発表にあわせて、ティザービジュアルやPVを世界同時解禁。メインスタッフやキャストの詳細情報も明かされた。

「すばらしきこのせかい The Animation」は、アクションRPGゲーム『すばらしきこのせかい』を原作とするアニメ作品だ。オリジナル版となる『すばらしきこのせかい』は、2007年にニンテンドーDS向けに発売。『キングダムハーツ』や『ファイナルファンタジー』シリーズなどのキャラクターデザインを手がけた野村哲也氏や小林元氏、おなじく作曲を手がけた石元丈晴氏らが開発を担当。現代的なビジュアルで架空の東京・渋谷区をアーティスティックに表現したSFファンタジーな世界観や、作中を彩るレパートリーに富んだボーカル曲、二画面をフル活用したバトルデザインやタッチペン向けに洗練されたインターフェース、そしてメインキャラクターから一般キャラに至るまでが個性際立つストーリー構成やキャラクターデザインなど、あらゆる面が高い完成度で仕上げられ、国内問わず海外でも非常に高い評価を獲得した作品だ。

『すばらしきこのせかい -Final Remix-』


『すばらしきこのせかい』は、その後「Solo Remix」として2012年にiOS向け、2014年にAndroid向けに移植。HD対応した高精細なグラフィックや1画面でも遊べるシステムを導入し、新規楽曲を含む全60曲が高音質で収録された。さらに2018年には、Nintendo Switch向けに決定版となる「Final Remix」を発売。キャラクターや背景ビジュアルを一新し、全92曲もの楽曲を収録。本編で語られることのなかった物語の核心に迫る新規シナリオも収録された。


そして、新たにアニメ作品として展開する「すばらしきこのせかい The Animation」では、『ペルソナ5』シリーズや、『キノの旅 -the Beautiful World-』『プリズマイリヤ ドライ!!』などのアニメーション制作に携わったドメリカの代表である市川量也氏を監督に迎え、野村哲也氏や石元丈晴氏などの原作制作陣が全面協力のもと、アニメならではの物語が描かれる。

物語のはじまり、シブヤのスクランブル交差点で目を覚ました主人公のネク。そこは、現実のシブヤと重なりあう異なる次元「UG(アンダーグラウンド)」だった。状況が飲み込めないまま、7日間の生き残りを賭けた「死神のゲーム」の参加者になっていたネクは、同じ参加者である少女・シキと出会い、パートナーとして契約。理不尽に課せられるミッションや、襲いかかってくるバケモノ「ノイズ」に立ち向かいながら、死神のゲームと自身の記憶に隠された真相に迫っていく。はたして、彼らは生き残ることができるのか。


今回、本作に登場するメインキャラクターのボイスキャストも公開された。詳細は下記のとおり。

・ネク(桜庭 音操) CV:内山昂輝
・シキ(美咲 四季) CV:鉢嶺杏奈
・ビイト(尾藤 大輔之丞) CV:木村昴
・ライム(本名不明) CV:竹達彩奈
・ヨシュア(桐生 義弥) CV:木村良平


今回の発表にあたり、監督の市川量也氏は「世界中のファンに愛されているゲームが原作ということで、気合を入れて制作しています。映像は極力原作の特徴的なテイストを残しつつ、新しい表現や演出方法を取り入れています。渋谷が舞台なので、象徴的な建物の登場やファッション、アートなどにもご期待ください。世界中のアニメファン、ゲームファンに楽しんでもらえる作品にしたいです」とコメントしている。

なお、7日間のカウントダウンをおこなっていたティザーサイトも、本日より正式に公開されている。制作発表時には世界的に大きな反響を呼び、英語タイトルの略称である「#TWEWY」がTwitterトレンド入りするなど盛り上がりをみせた本作。今後の続報にも注目しておこう。

Tetsuya Yoshimoto
Tetsuya Yoshimoto

ニュース担当。国内を中心に日々トレンドを探求しています。新しいものや可愛いものが好き。

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