他人のパーティーを台無しにするゲーム『Party Crasher Simulator』Steam/コンソール向けに発表。招かれざる客として楽しいひと時に終止符を打つ

他人のパーティーを台無しにするゲーム『Party Crasher Simulator』Steam/コンソール向けに発表。招かれざる客、パーティークラッシャーとして迷惑行為を繰り返し、楽しいひと時に終止符を打つ。

ポーランドのゲームデベロッパーGlob Games Studioは7月1日、『Party Crasher Simulator』を発表した。タイトルのとおり、招待されていないパーティーに突撃して、楽しいひと時を台無しにすることが目的の一人称視点シミュレーションゲームだ。まずは2021年後期にSteamでリリースし、その後Nintendo Switch/PlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X向けに発売する予定となっている。

同作はパーティークラッシャーとして招待されていないパーティーに向かい、迷惑行為によってパーティーを台無しにするシングルプレイゲームだ。主人公はいたずら好きな高校1年生。パリピにうらみでもあるのか、歪んだ高校デビューなのか、パーティークラッシャーとしての活動に情熱を燃やすグループに属するようになる。主人公の目標は、悪質ないたずらを繰り返し、この変わったグループ内での評価を上げていくこと。評判ポイントを獲得することでストーリーを進行し、スペシャルアビリティをアンロック。より大きなパーティーへと向かうのだ。

主人公は複数ある住宅街からひとつを出動先として選び、どこかでパーティーが開催されていないか探し出す。周囲を観察し、いかにして楽しいひと時に終わりをもたらすのか戦略を練り、仕事にかかる。ステルスに焦点を当てた作品ではあるが、どのようにアプローチするかはプレイヤーの自由。話術で人々をよからぬ行為へと誘導してもよいし、ひたすら暴れまわってもよい。パーティーを台無しにする方法は無数にある。

トレイラーでは、パーティーが開かれている家の電線を切る、バーベキューに死んだネズミを入れる、洗濯機に大便をする、飲み物に下剤を入れる、アルコールの力を借りて他人の彼女と寝るといった悪行の数々が披露されている。そのほかにも、寝室のクローゼットに腐った玉子を入れたり、サラダにゴキブリを仕込んだり、あらぬ噂話でカップルの関係を壊したりと、悪質行為によってパーティーに参加したことを後悔させるのだ。ひと仕事終えたら、笑いながら中指を立てて現場を去ろう。

まだ開発の初期段階ということで、上のトレイラーもゲームの概要を紹介するために作られた、開発途中の映像だ。紹介された内容がゲームのすべてというわけではなく、予期せぬ展開が待っていたり、面白いロケーションを沢山用意したりと、「パーティークラッシャー」というテーマに沿ってさまざまなアイデアが投入されていく。スキルツリーによってステルス移動、移動速度、トラップの作成、ロックピックといった能力を解除・強化可能。住宅街は20種類用意する予定で、パーティーの種類も豊富。通常のハウスパーティーだけでなく、仮装パーティー、結婚式、結婚前夜に女性陣が開くバチェロレッテ、企業のイベント、老人ホームなど。またメインストーリーだけでなく、サイドクエストやチャレンジ要素も用意されるという。

悪趣味さを全開にした『Party Crasher Simulator』のSteamストアページはオープン済み。なお開発元のGlob Games Studioは、『Party Crasher Simulator』と並行して『MicroMan』という小人アクションアドベンチャーゲームを開発中。虫サイズの人間になって、都会のジャングルで日常の脅威から逃れる、サバイバル要素も含まれた作品だ。こちらも2021年後半、Steamにて発売予定となっている(関連記事)。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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