ポータブルゲーミングPC「OneGx1」予約受付開始、9万8780円から。Joy-Con風ゲームパッドを装着可能

ポータブルゲーミングPC「OneGx1」予約受付開始、9万8780円から。Joy-Con風ゲームパッドを装着可能。ポータブルゲーミングPCとしては珍しく、4G LTE対応のSIMスロットを搭載するモデルも用意。

ONE-NETBOOK Technologyは6月29日、ポータブルゲーミングPC「OneGx1」の予約受付を開始した。価格は9万8780円から。

同社はモバイルPC「OneMix」シリーズで知られる中国・深センを拠点にするメーカーで、今回PCゲームのプレイを念頭に置き新たにデザインした製品をラインナップに加える形となる。

OneGx1の大きな特徴のひとつは、PC本体に着脱可能なゲームパッドを用意することだろう(別売)。本体の左右に取り付けて携帯モードとしてゲームプレイできるほか、アタッチメントに装着すれば単体のゲームパッドとなる。さらに、左右のゲームパッドはそれぞれ別のコントローラーとしても機能するため、2人プレイにも便利である。Nintendo SwitchのJoy-Con風とも言える仕様だ。もちろん、マウス&キーボードでのゲームプレイも可能。日本語配列のキーボードにはRGBバックライトを内蔵し、WASDキーには目立つ印字が施されている。

また、ポータブルゲーミングPCとしては珍しく、4G LTE対応のSIMスロットを搭載するモデルも用意。Wi-Fi環境だけでなく、外出先でもネットワークへの接続が可能となる。無線関係については技適取得済みとのこと。なお、OneGx1においては5Gにも対応することがアピールされてきたが、今回予約受付が開始した製品は4G対応版のみとなるようだ。OneGx1の主なスペックは以下のとおり。

OS:Windows 10 Home
CPU:Intel Core i5-10210Y
メモリ:8/16GB
ストレージ:256/512GB SSD
ディスプレイ:7インチ 1920×1200 H-IPS液晶(マルチタッチ対応)
Wi-Fi:Wi-Fi6(2.4G/5Gデュアルバンド)
出入力端子:USB 3.0 Type-C x1/Type-A x1、Micro HDMI、MicroSD、3.5mmイヤホンジャック、nano SIMカードスロット
バッテリー:3.7V/12,000mAh
外形寸法:173x136x21mm
重量:約623g

実際のゲームプレイでのパフォーマンスについてONE-NETBOOK Technologyは、『GTA V』では30fps、『Dota Auto Chess』は48fps、『リーグ・オブ・レジェンド』は62fps、『Dota 2』は75fps、『World of Tanks』では96fps、『クロスファイア』は130fpsなどと報告している。各タイトルの計測時のグラフィック設定については不明。

冷却機構には、純銅ヒートパイプ・デュアル銅ヒートシンクスケール・2つの異なるサイズのターボチャージャー付きクーリングファンを搭載。状況に応じてファンを制御し、振動やノイズを最大限抑制して最適な冷却を実現しながら、パフォーマンスを優先するという。ちなみに、アルミ合金製の筐体後部には、排気口や入出力端子を囲うようにイルミネーションが配置されている。

今回予約受付開始した「OneGx1」は、Amazonにて購入可能。メモリ/ストレージ容量の違いと、Wi-Fi/4Gへの対応により4つのバージョンがラインナップされており、価格は8GB/256GB Wi-Fi版が9万8780円、8GB/256GB 4G版が10万9780円、16GB/512GB Wi-Fi版が11万9680円、16GB/512GB 4G版が12万8580円。お届け日は9月3〜22日と表示されている。なお、予約購入先着100名には、別売りの専用コントローラーをプレゼントするとのことである。

【UPDATE 2020/06/29 18:20】
ONE-NETBOOKによると、OneGx1 4G Versionに搭載されてるモジュールは、以下のバンドに対応するという:

LTE-FDD:B1/B3/B8/B18/B19/B26/B28
LTE-TDD:B41
Up to 2 x CA:B1+B1/B8/B18/B19/B26/B28;B3+B3/B8/B18/B19/B26/B28;B41+B41
WCDMA:B1/B3/B6/B8/B19

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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