『メタルスラッグ』シリーズ最新作『METAL SLUG CODE: J(仮称)』スマートフォン向けに発表。『ポケモンユナイト』開発元が手がける

『メタルスラッグ』シリーズ最新作『METAL SLUG CODE: J(仮称)』スマートフォン向けに発表。『METAL SLUG CODE: J(仮称)』は2.5Dグラフィックを採用。『ポケモンユナイト』開発元が手がける。

SNKは6月29日、新作スマートフォンゲーム『METAL SLUG CODE: J(仮称)』を開発中であることを国内向けに正式発表した。本作は、中国Tencent Gamesのゲーム開発部門TiMi Studiosが開発を担当する『METAL SLUG(メタルスラッグ)』シリーズの最新作だ。

『METAL SLUG』シリーズというと、1996年の誕生以来アーケードやコンシューマで10作品以上のタイトルがリリースされてきた人気横スクロール・アクションゲーム。近年は、スマートフォン向けに『メタルスラッグ アタック』などを展開し、こちらはタワーディフェンス系のゲームプレイにアレンジされているが、『METAL SLUG CODE: J(仮称)』では伝統の横スクロールアクションを採用するようだ。

『METAL SLUG CODE: J(仮称)』は、6月27日に中国で開催されたTencentオンラインゲーム発表会にて初公開された。トレイラーでは、マルコ・ターマ・エリ・フィオらおなじみの主人公らが登場。また、『METAL SLUG』といえば緻密なドット絵で親しまれてきたが、本作では2.5Dグラフィックを採用している。SNKによると、ハイクオリティな高解像度画質で、原作設定のディテールに至るまでを忠実に再現するとのこと。

ゲームプレイにおいては、ジャングルや市街地などを舞台に銃や小型戦車メタルスラッグを駆使して兵士と戦っており、銃はさまざまな種類が登場し切り替えが可能なようだ。水面を敵ごと凍らせることができる銃も確認でき、これは新規要素とのこと。そのほか、ショップなどがある拠点らしき3Dマップを移動する様子もうかがえる。SNKは、本作には『METAL SLUG』ならではのアクションシューティングの爽快感があるとしている。

Tencentオンラインゲーム発表会には、SNKのゲーム開発本部長・小田泰之氏が映像でゲスト出演。「SNKの代表シリーズである『METAL SLUG』の新作を、中国のトップクラスの開発チームであるTiMi Studiosと協力し開発できることは大変光栄です。新しいハイクオリティの『METAL SLUG』を、どうぞ楽しんでください」とコメントした。また同氏は、TiMi Studiosが発行した海外向けのプレスリリースにて「『METAL SLUG』には素晴らしいアクションとゲームプレイの歴史があり、これを世界中のモバイルゲーマーに届けられることを誇りに思います」とも述べている。

TiMi Studiosは、株式会社ポケモンが先日発表した『ポケモンユナイト』の開発元でもあり、同作以外にも『Call of Duty: Mobile』や『Arena of Valor』など数多くの作品を手がけているデベロッパーだ。同スタジオのゼネラルマネジャーWinco Qin氏は「『METAL SLUG』は素晴らしいアーケードシリーズのひとつであり、モバイルでのプレイに完璧にフィットしています。我々のチームは、同シリーズのクラシックなシューティングスタイルに忠実に再構築し、古くからのファンにも、このジャンルの新規プレイヤーにも手軽に楽しんでもらえるよう注力しています」とコメントしている。

『METAL SLUG CODE: J(仮称)』は、スマートフォン向けに開発中。具体的な対応プラットフォームや配信時期、販売形態などは未発表。ゲームプレイ内容の詳細を含め、今後続報が届けられることだろう。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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