ステルスホラーゲーム『Hello Guest』正式発表、体験版配信開始。自己学習AIキャラと鬼ごっこしながら、荒廃した遊園地を探索

パブリッシャーのtinyBuildは6月14日、ステルスホラーゲーム『Hello Guest』を正式発表した。対応プラットフォームはWindows PC。今回の発表に合わせて、アルファ版を体験版として配信開始している。

パブリッシャーのtinyBuildは6月14日、ステルスホラーゲーム『Hello Guest』を正式発表した。対応プラットフォームはPC。今回の発表に合わせて、アルファ版を体験版として配信開始している。

本作にてプレイヤーは、放棄され荒廃した遊園地Golden Apple Amusement Parkの夜間警備員となる。というのも、施設を荒らす輩が夜な夜な敷地に忍び込んでくるからだ。ただ、この遊園地にはそうしたけしからんガキどもだけでなく、何やら不気味な存在も見え隠れしている。


遊園地内は所々に明かりがついているものの、遊具や施設などはもう使われておらずボロボロ。侵入者たちは、そんな施設をガンガン蹴ったり火をつけて回るため、探し出して追っ払うのだ。火の手が上がっている場合は、詰所やマップ内で発見できる消火器を使って対処。詰所には、ほかに懐中電灯も用意されている。そして制限時間が過ぎると、その日のシフトが終了し給料が支払われる。施設の損傷具合などによっては減額されてしまうため、いち早く対処することが求められるわけだ。

夜の遊園地のパトロール中には、施設を荒らす者たちとは異なる行動を取っている人物がひとり紛れ込んでいることに気づくだろう。パーカーを着込み、フードから大きなクチバシが飛び出ている異様なキャラクターだ。非常に素早く動き回り、プレイヤーが視線を向けると物陰などにササッと隠れたり、逃げていったりするが、目を離すと背後に忍び寄ってくる。プレイヤーはこの敵キャラクターに捕まると、詰所へと強制的に戻されてしまう。時間をロスし、火事などへの対処が遅れることにも繋がるだろう。またこの敵は、自己学習AIによってプレイヤーの行動から学びを得て、プレイを進めるごとにより巧妙に行動するようになるという。

今回配信されたアルファ版では、こうした警備のほかに、敷地内にある山の頂上を訪れることも目標のひとつとして提示される。そこへ行くためには、どこかで鍵を入手してゲートを開ける必要があるほか、いくつか工夫も求められる。シフトが終わるたびに報酬が支払われると先述したが、そのお金はシフト間に訪れることのできるショップにて使うことが可能。ショップでは、たとえば発電機やその燃料、電源ケーブル、投光器、監視カメラなどさまざまなツールが販売されている。

発電機を設置して、遊園地内にある設備のコンセントに電源ケーブルを繋げば、その設備を稼働させることができる。例の敵キャラクターは光を嫌うため、投光器に電気を送ればその場所の安全を確保できるだろう。また、監視カメラを設置すれば、タブレットにてその映像を確認可能。敵の行動を監視するにはうってつけである。この遊園地にはさまざまなギミックが用意されており、こうしたツールを駆使することで新たな展開へと進んでいく。


本作は、tinyBuildが販売する人気ステルスホラーゲーム『Hello Neighbor』からの派生作のひとつ。同作は、隣人のおじさんと鬼ごっこをしながら、多数の仕掛けを解いて隣家の秘密を探っていく作品だった。『Hello Guest』も基本的な構造は似ており、単なる警備&鬼ごっこゲームではないと言えるだろう。これから開発が進むにつれ、廃墟の遊園地内にはさらなるエリアや仕掛けが追加されていくことになりそうだ。

Hello Guest』は、PC向けに開発中。公式サイトおよびSteam/Microsoft Storeにて、アルファ版が体験版として無料配信されているため、興味のある方は是非プレイしてみよう。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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