殺人現場掃除ステルスACT『Serial Cleaners』発表。4人の掃除屋それぞれの視点にて仕事をこなす


デベロッパーのDraw Distanceは6月14日、ステルスアクションゲーム『Serial Cleaners』を発表した。対応プラットフォームはPC/Nintendo Switch/PlayStation 4/Xbox Oneで、2021年に配信予定。

『Serial Cleaners』は、開発元Draw DistanceがiFun4allと名乗っていた時代に手がけた『Serial Cleaner』の続編だ。前作では、凄惨な殺人現場の後始末に困った人物からの依頼を受け、“掃除屋”である主人公が現場に急行。殺人事件として捜査を始めている警官の目を盗みながら、こっそり遺体と証拠品を回収し、さらに血痕を掃除機で吸い取っていくという作品だった。

続編『Serial Cleaners』でも、そうした基本的なゲームプレイは変わらないようだが、前作は2Dだったのに対し新作は3Dへと進化。殺人現場のディテールが増しており、しゃがんで物陰に隠れるなどアクション面での幅にも繋がっている模様である。また、前作は1970年代をモチーフにしていたが、本作の舞台となるのは1999年のニューヨーク。クエンティン・タランティーノ監督の作品から犯罪スリラーのカルト作品、B級アクション映画まで、前作同様に映画作品をオマージュしたステージを用意するという。またサウンドトラックも、20世紀末らしさを感じられる楽曲を、ヒップホップやインダストリアルメタルなど、さまざまなジャンルから取り揃えるとのことだ。


本作は引き続きシングルプレイゲームだが、タイトルが『Serial Cleaners』と複数形になったのは、主人公が4人登場することに由来する。1999年の大晦日、マフィアから仕事を受けて働いている4人のプロの掃除屋が集まり、酒を酌み交わしながら自らのキャリアについて語ることに。すると、彼らはみな同じマフィアから依頼を受けているにも関わらず、次第にお互いの話が噛み合わなくなり、背後に存在する醜い真実が明らかになってくる。

本作では、この4人の掃除屋を切り替えながら、それぞれの視点にて仕事をこなしていく。キャラクターによって、頭が切れたり腕っぷしが強かったり、あるいは最先端技術に通じていたり古き良きやり方にこだわっていたりと特徴が異なり、同じ障害であってもそれぞれ違ったスタイルで切り抜けていく。もっとも、どのようなアプローチにて攻略するかはプレイヤーの自由。状況に応じて大胆さと慎重さを使い分けながら、殺人現場から遺体や証拠品を回収し、綺麗さっぱり掃除していくのだ。

『Serial Cleaners』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS4/Xbox One向けに2021年配信予定。次世代コンソール向けのリリースについても検討しているとのことである。