パブリッシャーのPerfect World Entertainmentは6月14日、アクションRPG『Torchlight III』の早期アクセス配信をSteamにて開始した。価格は3090円(29.99ドル)で、字幕とインターフェースが日本語に対応している。合わせて、同日放送されたPC Gaming Showで新トレイラーが公開された。早期アクセス配信時点ではオンラインマルチプレイのみ対応。最大4人パーティーでのプレイが可能で、同一インスタンスには最大40人のプレイヤーが集う。オフラインのシングルプレイモードは正式リリース時に追加される予定だ。
『Torchlight』シリーズはもともと、Blizzard Northにて『Diablo』シリーズを手がけたスタッフが設立したRunic Gamesによって生み出されたハック&スラッシュゲームだ。その後Runic Gamesは閉鎖したものの、同スタジオを率いていたMax Schaefer氏による新スタジオEchtra Gamesがシリーズを継承。満を持してシリーズ最新作が世に送り出されるかたちだ。
舞台となるのは前作『Torchlight II』から100年後の世界。新たな脅威NetherimからNovastraiaを守るため、冒険者たちは新たな戦いにおもむくことになる。『Torchlight III』には4種類のクラスが登場し、プレイヤーはその中から自分の好きなスタイルを選んでプレイすることになる。光と闇のエネルギーを操ることで強力な攻撃を繰り出す「Dusk Mage」や幅広い武器を使いこなして遠距離から敵を仕留める「Sharpshooter」のほか、ユニークなクラスとして戦場に線路を敷いて列車を召喚する「Railmaster」、全身が蒸気機械でできた「Forged」などが登場する。選んだヒーローはそれぞれ固有のステータスをもっているほか、カスタマイズすることでより自分好みに育て上げることが可能だ。
ランダム生成されるダンジョンでは戦いを通じ、武器・防具・レシピ・新しいペットといったさまざまなアイテムを入手できる。プレイするたびに手に入るものが異なるため、貴重な戦利品を求めて何度も繰り返し遊ぶことができる。またプレイヤーは自身の拠点となる要塞を建築することが可能だ。冒険に連れ歩くことのできるペットも健在。さまざまな種類のコンパニオンが登場し、装備品で強化したりスキルを覚えさせたりすることで頼もしいお供にすることができる。自分の戦闘スタイルに合わせてペットも自由に育成しよう。
本作はもともと『Torchlight Frontiers』の旧題で開発が進められていたが、マルチプレイ主体の構成からシングルプレイ主体のゲームプレイに方針を転向(関連記事)。オンライン・オフラインどちらでも楽しめる作品として再構築されている。『Torchlight III』はSteamにてPC向けに早期アクセス配信中で、価格は3090円(29.99ドル)だ。字幕とインターフェースが日本語に対応している。