インディースタジオRocketWerkzは6月14日、『Icarus』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、発売時期は2021年。基本プレイ無料タイトルとして配信予定だ。本作には『DayZ』オリジナル版の生みの親であるDean Hall氏が携わっている。
『Icarus』は惑星を舞台としたサバイバルゲームだ。プレイヤーは資源の潤沢な惑星に降り立ち、リソースを集め建設をし、生存を目指す。見知らぬ星の生活は過酷。酸素を確保し、食料と水を定期的に摂取。拠点を作り出し、野生生物を含むあらゆる危険から身を守る。ミッションを達成しつつ惑星を発展させ、新たな技術と文明を星にもたらしていく。
本作の特徴は、活動時間が限られている点。というのも、時間がくると衛星ステーションに帰らねばならないのだ。ステーションに帰り、そしてまた惑星に降り立つ。要するに、サバイバルゲームの導入部分をループさせる構造となっている。惑星で活動できる時間は、ゲームが進むほど長くなっていく。活動時間が長くなると、比較的安全な昼間だけでなく夜の時間も過ごすことになる。すると、より危険な環境に晒される。
ではステーションの帰還に失敗するとどうなるのか。すべての装備アイテムと惑星に降り立ってからの進行状況が失われるそうだ。また酸素が切れたり体力がなくなった際も同様の「死亡」扱いになるという。本作は協力プレイにも対応しており、こうした危機状況下では仲間に助けてもらうことで生き返ることが可能。しかしステーションに戻れなければ全員が死亡してしまう。かなり緊張感のあるサバイバル設計になっているだろう。
Hall氏は、『DayZ』プロジェクト離脱後も、宇宙ステーションサンドボックス『Stationeers』を手がけている。本作は『DayZ』と『Stationeers』を組み合わせたような、ユニークなサバイバルゲームとなっているようだ。
『Icarus』は、2021年にSteamにて基本プレイ無料タイトルとして配信予定。