田舎配達員3DADV『Lake』新動画公開。80年代アメリカ・オレゴン州で、都会の喧騒から離れる2週間

田舎配達員3DADV『Lake』新動画公開。80年代アメリカ・オレゴン州で、都会の喧騒から離れる2週間。『Lake』はSteamにて2020年Q4配信予定。

Whitethorn Digitalは6月14日、デジタルゲームイベント「Guerrilla Collective」内にて『Lake』の新しい動画を公開した。動画内では、配達先の住人との会話で選択肢が表示されるシーンや、積荷を選択するような場面も映されており、ゲームプレイが垣間見れる内容となっていた。

『Lake』は、Gamiousが開発している、都会の喧騒から離れる3Dアドベンチャーゲームである。本作の舞台は、1986年アメリカ・オレゴン州。主人公のMeredith Weissは、都会でキャリアを築いており、故郷に配達員の父がいる40代の女性だ。9月1日、ある事情から一時的に故郷へ戻った彼女は、父の代わりに配達員として働くことに。美しい湖や森に囲まれ、奇妙なコミュニティのある故郷で、多忙な都会での生活とは違う2週間を送ることになる。

配達を通じた懐かしくも新しい人々との出会い、アパートの建設を巡る小競り合い、ロマンス、失われた親友との関係など、配達員としての2週間には多数のイベントによってリラックスした体験が描かれていく。

配達員として過ごすMeredithは、自らトラックを運転して配達先を訪れる。6月14日放送の「Guerrilla Collective」内で公開された動画では、故郷の町をトラックに乗って駆け抜けるシーンや、トラックから積荷を選択して下ろし届け、郵便配達員と間違われる場面が映されていた。配達先では、荷物を渡しつつも住民と会話し、交流を重ねていくのだろう。湖の近くや森の中を駆け抜けるシーンも映されていたが、ストアページによると車両はプレイヤーが運転でき、80年代アメリカの美しい景色の中を自由に走れるそうだ。

また、配達先やイベント中には、多数の選択肢が展開されるという。本作の選択肢は、どちらかが明確な正解になっているようなはっきりしたものではなく、選択肢による複雑な分岐で、人生の一部を切り取ったような日常を描くインタラクティブなストーリーが紡がれていく。選んだ内容によってエンディングは3種類に変化し、ドラマチックな結末が待ち受けているそうだ。

本作を開発しているGamiousは、石油を掘って吸い上げて売る『TURMOIL』や、小規模なパズル作品を配信してきたオランダのゲームスタジオ。ストアページによると、本作は伝統的なストーリー主導のポイント&クリック型アドベンチャーに、ドライビングシミュや、現代的なナラティブアドベンチャーを融合させたユニークなゲーム体験とも記載されている。『Lake』は、Steamにて2020年Q4にリリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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