ステルスACT『HITMAN 3』発表、リブート三部作の最終章に。過去作のステージをインポートしてプレイ可能

 

デベロッパーのIO Interactiveは6月12日、『HITMAN 3』をPC/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X/Xbox One向けに発表した。2021年1月に発売する。本作は、人気ステルスアクションゲーム『HITMAN』シリーズの最新作だ。

『HITMAN 3』は、リブート作として2016年に発売された『HITMAN』から続く三部作の最終章となる作品だ。主人公である暗殺者エージェント47は、パートナーであるザ・エージェンシー所属のダイアナ・バーンウッドのサポートを得ると共に、古い友人であるルーカス・グレーとも協力しながら、彼のキャリアの中でもっとも重要かつ私的な依頼に臨むことになるという。彼らの最終目標は、47がかつて所属していた組織プロヴィデンスのパートナーたちの抹殺だ。

これまでのシリーズに続き本作でも、IO Interactiveの独自エンジンGlacierを採用。ミッションの舞台となるロケーションはいずれも緻密にデザインされ、また自由度の高いゲームプレイを実現するためのクリエイティブな要素も詰め込まれているという。『HITMAN』シリーズにおいては、直接的な攻撃や隠密行動に加え、変装しての潜入やそのルート選び、事故に見せかけた暗殺など、同じミッションであっても攻略パターンは数え切れないほど存在し、リプレイ性も高い。こうした特徴は、『HITMAN 3』にも受け継がれているということだ。

リブート1作目の『HITMAN』では、エピソード形式でコンテンツを順次追加していったが、『HITMAN 3』では最初からキャンペーンのすべてをプレイ可能。合わせて6つのロケーションが用意され、その内のひとつはドバイになることが今回明かされている。上の映像は、そのドバイでのゲームプレイの一端を紹介するもの。一部に特別なカメラを使用しているが、ゲームエンジン上で動作させたものを収録しているそうだ。特に光の表現が美しく、PS5やXbox Series Xでもサポートするレイトレーシングを適用していることがうかがえる。

『HITMAN 3』は、このリブート三部作の“プラットフォーム”としても機能する。つまり、前作『HITMAN 2』では、前々作『HITMAN』のステージをリマスターした上でインポートする「ワールド・オブ・アサシネーション」と呼ばれる機能を用意していたが、これをさらに拡大させ、前2作のステージすべてを『HITMAN 3』内にてプレイできるということ。過去作を所有していれば、合わせて20以上のロケーションを本作にてプレイできるわけだ。しかも、たとえば『HITMAN 3』のドバイにてアンロックしたアイテムを、『HITMAN』のステージだったパリに持ち込んで使用するといったこともできる。その逆も可能だ。

HITMAN 3』は、PC/PS5/PS4/Xbox Series X/Xbox One向けに2021年1月発売予定。ゲームの詳細については、これから順次公開していくとのことである。