ステルスホラー『Hello Guest』発表。自己学習AIを持つ化け物が、プレイヤーの背後から忍び寄る


パブリッシャーのtinyBuildは6月10日、『Hello Guest』を発表した。現地時間6月13日に詳細が明かされ、アルファテスターが募集されるという。対応プラットフォームについては不明であるが、すでにSteamのストアページがオープンしている。

『Hello Guest』は、ステルスホラーゲームだ。発達した自己学習AIを特徴としているという。主人公は警備員。廃墟となった遊園地Golden Apple Amusement Parkにて、墓荒らしがいないかを見回るため夜勤をしていた。しかし、この棄てられた遊園地には、化け物が潜んでいた。

本作はまだ多くが謎に包まれているが、自己学習型AIを持つ化け物から逃れるというのがテーマになっているようだ。この化け物は光に弱く、ライトをあてると隠れてしまう。一方で、プレイヤーの行動を学んでいきながら、巧みに背後から忍び寄ってくるそうだ。

tinyBuildといえば、ステルスホラー『Hello Neighbor』を生み出してきたパブリッシャー。ロゴデザインを見る限り、なんらかのつながりはあるのだろう。『Hello Neighbor』は、プレイヤーを追跡してくる“隣のおじさん”に高度な自己学習型AIを搭載するという謳い文句の作品であった。一方で、実際はおじさんのAIは制御されきっておらず、超追跡することもあれば残念な挙動を見せることもあるなど、プレイヤーからストレスのたまる要因と指摘され、賛否両論のポイントとなっていた。今作に登場するAIは、プレイヤーを追尾するNPCではなく、こっそりとプレイヤーに襲いかかるNPC。前回とはまた異なる挙動が見られるかもしれない。

なおtinyBuildは『Hello Neighbor』以外にも『Secret Neighbor』や『Hello Neighbor: Hide and Seek』など多岐にわたるシリーズ派生作品を販売している。それもそのはず、同シリーズは今海外でスマッシュヒットしているという。主に低年齢の子供に受けているようで、モバイル向けにもリリースしたゲームは3000万以上ダウンロードされており、絵本作家Carly Anne West氏が手がける絵本は、17億円ものお金を生み出しているという(GamesIndustry.biz)。『Hello Neighbor』は、発売前にYouTuberの間で話題となり、その後製品版リリースに際して評価を落とすなど、紆余曲折ある作品であったが、「隣のおじさん」というユニークなテーマは今幅広い層に受け入れられているようだ。『Hello Guest』は、人気に乗るシリーズ展開のひとつになるだろう。

Hello Guest』の詳細は、現地時間6月13日に発表予定だ。