本格タクティカルRPG『The Waylanders』Steamにて6月16日早期アクセス配信へ。古代ケルトと中世を横断する、古典的RPG

本格タクティカルRPG『The Waylanders』Steamにて6月16日早期アクセス配信へ。『The Waylanders』は、古代ケルトと中世を横断する古典的RPGだ。

スペインのゲームデベロッパーGATO STUDIOは6月11日、海外メディアIGN主催のオンラインショーケースイベント「IGN Expo Day 1」にて、ファンタジー・タクティカルRPG『The Waylanders』の早期アクセス配信を6月16日に開始すると発表した。本作は2018年よりKickstarterにてクラウドファンディングを実施。これまでにもいくつかのゲームプレイ映像を含む情報が公開されていたが、このたび早期アクセスという形での配信日が明かされた形だ。対応プラットフォームはSteam。

『The Waylanders』は、クラシカルなパーティシステムを採用する、本格タクティカルRPGだ。舞台となるのは、古代ケルトと中世ヨーロッパが交わる世界。ケルトの民と神々「Tuatha de Danaan」の間で開かれた会合は、啓蒙と祝福で満たされるはずだった。しかし交渉は決裂。大地は魔術による腐敗に包まれ、さらにかつて平和だった王国は王位継承を巡り、複数の派閥に分裂してしまう。プレイヤーは異教やドルイドなど、多様かつ独特な文化が張り巡らされたとケルト王国と、キリスト教下にある中世ガルシア、2つの時代を行き来することで世界の命運を変えていくこととなる。

前述したように本作のゲームプレイでは、古代ケルトと中世ヨーロッパの2つの世界をタイムトラベルで行き来。戦闘についてはパーティ制が採用されており、仲間を率いてクリーチャーや敵兵などに立ち向かってゆく。登場キャラクターのなかにはフォモリアンと呼ばれる不死の巨人やムーリアンという名の猛々しい魔術師なども存在するようで、RPGの題材としては珍しい古代ケルト神話をモチーフとした世界観づくりもまた本作の特徴となっている。また自身が操作するキャラクターについては、6つの基本クラスと30のサブクラスが用意されているという。RPG作品として幅広いビルド構築要素にも期待できる。

味方にできるコンパニオンとしては、魔導士学校卒の賢者Druidや不死を背負うBerath、ギリシャの傭兵Herakliosなど、全10名以上のキャラクターが登場するようだ。また物語についてはケルト神話と中世ヨーロッパのミックスによるファンタジー世界をベースに、国家間の政治問題や戦争、王位継承などを巡る重厚な物語が展開されていくとのこと。こうしたストーリー面にも、各コンパニオンの個性や能力が密接に関わってくることだろう。また物語はプレイヤーに訪れる選択の結果によって、変化するようだ。

ケルト神話を題材に取り入れた重厚な世界観と、パーティ制RPGとして古典的な戦闘が味わえる『The Waylanders』。開発元のGATO STUDIO曰く、本作は『Dragon Age: Origins』や『Baldur’s Gate』などの古典的RPGから強い影響を受けて制作されているという。そのほか、ゲーム内BGMには『Fallout』シリーズのメインテーマ作曲家Inon Zur氏、ストーリーの脚本には元Telltale GamesのEmily Grace Buck氏など、各分野で実績ある人物らを起用しているとのこと。

『The Waylanders』は、Steamにて6月16日早期アクセス配信予定。早期アクセス時点では、作品全体の25%程度のコンテンツが含まれているといい、正式リリースに向けてはバランス調整やユーザーエクスペリエンスの向上、ストーリーの追加などを実施していくようだ。

Nobuya Sato
Nobuya Sato

最近Apexにハマり始めた人。幾度となく倒されながら高ランク帯を目指す。でも疲れる時もあるよね。その時はソロ専用ゲームをちょっとプレイして寝ます。

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